あらすじ
ティムは過去を捨てた男だが、兄を忘れた事はなかった。 ダラスはどうしようもないチンピラだが、妹だけは護りたかった。 クリストファーはとてつもない変人だが、なぜか自然を敬っていた。 『葡萄酒(ヴィーノ)』は最強最悪の殺し屋だが、マジで婚約者を愛していた。 刃物使いたちの死闘(バッカーノ)に呼び寄せられたキレた奴ら。血の雨が止む時、雲間から覗く陽光を浴びるのは誰だ――?
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
普段ライトノベルは嫌厭してしまうのですが、アニメがあまりにすばらしかったので、思わず読み始めたシーリーズ。
クレアとシャーネののろけ感がほほえましい!
個人的には、マリアの挫折とか葛藤はちょっとうっとおしいと思ってしまいました。それでも物語の核として頑張ってくれてます。チックも良いキャラだなぁ。
ヒューイの手足として登場した異形の者達に不吉な予感もありますが、彼らもこれからどう動くのか楽しみです。
Posted by ブクログ
ネブラ登場
社員千二百人が『できそこない』の不死者に
クレア(ヴィーノ)とシャーネがラブラブ
マリアの苦悩
クリストファーとクレア(ヴィーノ)の対決
ロニー(悪魔)がヒューイに接触
Posted by ブクログ
命を懸けた戦いの中での「仲間」や「繋がり」っていうのはいいなぁ。
下巻では、上巻で示された、ちょっと歪だったり壊れかけていた(ように見えた)人間関係が解れていくのが良かったです。……恋人同士には今回の事件はなんの障害にもなっていませんでしたが(笑)
マリアとチックは相変わらず良いコンビです。
特にチックは作中でも「腹黒」と指摘されるくらい、普段とシリアスな時とのギャップがあって、しかも「見えないものを信じられない」というところが、また思考の深さを感じさせて好きです。
ティムも上巻では小物扱いされがちでしたが、リーダーとして仲間を気遣ったり、下巻できちんとかっこいいところが出てくれて嬉しいです。
正直、アデルが羨ましい……(笑)
あと、ちょいちょい顔出しては絶大なインパクトを残してくれるロニーさんも今回は密かに大活躍ですね。
終盤は、1930年代編完結に向けての序章的な感じになっています。
今まではフィーロやジャグジーなど、若くて考えの分かりやすい人たちを通して物語が展開されてきましたが、コトがもう少し大きくなっていくようで、ヒューイvs.金の亡者という大人の暗躍がこの後どのように響いてくるかが楽しみです。