あらすじ
禁酒法時代、ニューヨーク。 裏組織“カモッラ”は重要な儀式を数日後に控えていた。 泥棒カップルはグランド・セントラル・ステーションに着いたばかりだった。 マフィアの三兄弟はちょっとした問題を抱えていた。 チンピラの少年は思い通りにならない現実にムカついていた。 職務に忠実な警部補はそんな彼らを疎ましく思っていた。 そして、錬金術師の野望は200年を経て、未だついえる事はなかった。 彼らはまだ互いに関わりの無い者同士であった。このマンハッタンに“不死の酒”が蘇るまでは――。
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登場人物が多い上外国の名前だからキャラと名前が一致するまで大変かもしれませんが、理解できるとめちゃめちゃおもしろい!!
バッカーノ!は1700年、1900年、2000年と3つの編がありますが、私はまさに馬鹿騒ぎって感じのする1900年編が好きです!
時系列順に読むより発行順に読むのがおすすめです!
群像劇のバカ騒ぎ
The群像劇。群像劇といったら成田良悟先生です。
内容は、錬金術師が悪魔と契約し不老不死の酒の製造を知り、なんやかんやあって色んな時代・様々な人々の視点からドタバタ劇を見ていきます。読み進めていくとバラバラに見えていたピースがどんどんとはまって物語が紐解かれていく感覚がとても気持ちいいです。アニメも雰囲気を良く出せているのでオススメです。
Posted by ブクログ
ロニーが、みんなが不死の酒を飲むのを「止めなかった」理由が、「長続きする」と思ったからなのがいい。止める可能性もあったのに、止めないという選択をする人間なのがいいと思う。それこそ悪魔的な立場から、他の人間らがどんな選択をしようが傍観するなどではなく、ここにいる仲間が「長続きする」ことを良いことだと思うような人間なのがおもしろいと思った。そうだとすれば、予想に反して「長続き」しなかった時は、がっかりするとか残念に思うとか、悲しいとか寂しいとかとも思うのかもしれない。それは辛いのではないかと思う。つまり、「辛い」という感情もありそうなところがいい。だが、そうはならなさそうな仲間たちであることが、何よりいい。続きも楽しみな展開なのがいい。
Posted by ブクログ
ちょっと危険な馬鹿騒ぎで、いろんな人が入り乱れて、時間があっちこっち行ったり来たりして、読みながら、物語についていくのがなかなか大変でしたが、まるで自分も本の中の登場人物たちと、馬鹿騒ぎしている気分になって、おもしろかったです。
アイザックとミリアのおバカな泥棒カップルが好きです。