【感想・ネタバレ】紫式部の父親たち 中級貴族たちの王朝時代へのレビュー

あらすじ

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もし紫式部の父親が、出世していたら、『源氏物語』は存在しなかったかも。王朝時代の中級貴族たちの暮らしぶりを、当時の手紙から復元し、生き生きと蘇らせる。紫式部であれ、清少納言であれ、和泉式部であれ、みんな、中級貴族の娘だった。

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Posted by ブクログ

紫式部はなぜ30歳まで結婚しなかったのか、という話から始まり、藤原明衡の『雲州消息』から中流貴族の実態を明らかにするという内容。

受領の話や上級貴族にたかられる中流貴族の話、息子の心配をする父の消息など、実に生き生きとした中流貴族の姿が見えてきました。

文章もとても読みやすく、面白い一冊でした。 

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2011年01月28日

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