あらすじ
50代というのは、人生の中で最も楽しく輝く時期だと言えます。これまで積み重ねてきた経験もあります。楽しいことだけでなく、辛いことや苦しいこともたくさん経験している。その経験は必ず心の糧として蓄えられています。少しだけ家族や仕事から解放され、自分次第で何でもできる可能性がある。まだまだ夢を叶えることは十分にできます。これまでの人生でやり残したこと、やりたかったことに再び挑戦することもできます。自由自在に自分の人生を歩いて行くことができる、まさに50代というのは、人生における「自在期」なのではないでしょうか。毎日の仕事や家事などの「忙しさ」に埋もれてしまってはいけません。心に余裕を生み出せるか否かで、50代からの生き方は大きく変わってきます。本書では、不安や迷いから解き放たれ、心に余裕が生まれて穏やかになる禅の知恵を、僧侶である著者がやさしく紹介します。
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Posted by ブクログ
現在50代の方々に向けた、心構えと生き方を唱えた本書。
いつものように、禅の言葉を教えていただきながら、
50代になったら、起こるであろう事柄に著者の温かい言葉が心に染みる。
気になった箇所を3つ挙げてみる。
一つ目は、『どうせ』という口癖について。
その言葉の後に続くのは、マイナスな事しか出てこない。
そこで、『もしかしたら』という言葉に変えてみる癖を
つけるのがいいと著者は言う。
その言葉『もしかしたら』の後には、できるかもしれないという、プラスの言葉が続くからいい。
二つ目は、日常の中で、プチ断食のすすめ。
1週間のうち、一日だけ、通常の成人の摂取カロリー2500キロカロリーのところを、以下の食事で、700キロカロリーにすることで、体にいい生活になるらしい。
その食事とは、朝は、お粥1杯と梅干しやゴマ塩だけ。
お昼は、ご飯と味噌汁に香の物。
そして、夕食は、ご飯と野菜の煮物と味噌汁だけで済む。
お寺の雲水(修行僧)の毎日の食事らしいが、
これがいいらしい。
三つ目は、部下が失敗にしても、すぐ怒って、ダメ!じやないか!と言わないで、『ごくろうさん』という
言葉をかけてみてはいいかがでしょうか?と
著者は言うが、できるのかは本人次第だなあ。