【感想・ネタバレ】メコン・黄金水道をゆくのレビュー

あらすじ

「メコンの旅は贅沢だった。自然と人間のからんだ地球規模的な歴史の絵巻物をかいま見たようなときめきがふんだんにあった」(あとがきより)。インドシナ半島を縦断するアジア第三番目の大河、メコン。45日間、4500キロ。ラオスでの濃厚ビールを皮切りに、カンボジア、ベトナム、そして南シナ海へ。たくましく力強く大河に生きる人々を追いかけてずんずんくだった、シーナ待望の写真紀行。ラオス、カンボジア、ベトナム──。豊饒の大河とともに生きるいのちを追って濁流4500キロ!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

 読んだのは単行本。 約20年前に買った積ん読本を引っ張り出した。

 ラオス北部からカンボジア・トンレサップ湖、そしてベトナムの河口まで。広がるのは、20年前のインドシナ半島のメコン川に生きる人々の漁労を中心とした生活。様々な「待つ」漁を当事者にインタビユーしながら、椎名文体で活写する。魚影は濃く、豊かな川。

 もう失われたかもしれない、土地の記録。

0
2022年08月12日

「エッセイ・紀行」ランキング