【感想・ネタバレ】『遺言』 闇社会の守護神と呼ばれた男、その懺悔と雪辱のレビュー

あらすじ

元検察官・元弁護士の著者が特捜のエースを経て闇社会の守護神と呼ばれるまでを綴り、30万部を超えるベストセラーとなった07年の『反転』(幻冬舎)。巨額手形詐欺事件の有罪判決、獄中生活、出所後のがん再発、事件の核心、ともに罪に問われた盟友で闇の帝王こと許永中へのメッセージ……同作発表後の7年間の波瀾万丈を赤裸々に書き下ろした問題作!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

2014年11月に亡くなった田中森一の最後の著書。

『反転』とかぶっているところも多いが、それでも十分面白い。検事→弁護士→5年間の服役をしてきた男の自伝。
恨みからは何も生まれない。人への恨みはやがて凝り固まり、根深さを増し、人を恨むことが人生のようになってしまう。だから田中は自分陥れた人間を恨まぬよう気持ちをコントロールしてきた、というくだりに頷かせられる。

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2014年12月07日

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