あらすじ
川畑菫(かわばた・すみれ)。10歳。小学4年生。
両親が離婚しており、今はお母さんと二人暮らし。
人の幸せを願い、人の不幸を悲しむ女の子。
そんなすみれちゃんが、お母さんとか友達の笑顔を見たくて
お弁当を作ったり、福引きでプレゼント当てようとしたり…
にっこりがんばる姿が、ぎゅっと詰まった一冊です。
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Posted by ブクログ
すみれちゃんが「可愛い!」「泣ける!」「愛おしい」
この漫画には、スレた子どもとか、大人びた子どもとか、子どもらしくない子どもとか、大人が「ええっ!?」て思うような子どもがいなくて、「そうだよね、この年頃の子はそんな感じだよね」と思える子どもたちばかり。
その中でも、“とってもいい子”のすみれちゃん。
でもそれは、彼女が今まで生きてきた中で、いろんなことを知って・感じて・考えてきたことの延長線にある。
感受性豊かなすみれちゃん、ポジティブ思考で友達思い、発想力もパワフルで将来が楽しみな子だなあとしみじみ。
今まで離婚ってお互いの価値観の相違とか好きな人ができたとか、気持ちが離れていっての離婚がイメージにあったけど、すれ違いっていうのもあるよなあ。一緒に生活していくのが、しんどくなっちゃったのかな・・・。
お父さんとお母さんのことをちゃんと見て気遣えて、自分の気持ちも伝えられるすみれちゃんが眩しくて、泣けてきます。
これを読むと、自分の大切な人を大切にしたいと思える。とっても素敵な物語だなあ。