【感想・ネタバレ】太陽が見ている(かもしれないから) 5のレビュー

クラスメートの他愛もない話を聞いている時。クラスメートのコイバナを聞いている時。修学旅行の女子部屋で誰かと誰かが揉める時。
例えばそんな瞬間に、「周りと馴染めない」とか、「どうでもいい」とか、思ったことはありませんか?
いくえみ綾の描くマンガは、「本音と建前」で言う所の「建前」の部分の描写が繊細で見入ってしまいます。
この『太陽が見ている(かもしれないから)』は、実写ドラマ化で大人気の『あなたのことはそれほど』と同様に、人の心は複雑に揺れ動き、人間関係に対して繊細に反応することを丁寧に描いています。
このマンガの中心にいる楡(にれ)は、少しミステリアスで他人を拒絶するような態度を取りますが、物語が進んでいくと彼の取る行動も理解できます。とにかく彼のビジュアルや言動が、痛々しくも美しいです。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

今さらだけど、この漫画は1巻からまとめて一気読みした方がいい漫画だった。細々読むべきではない。なんか読んでて途中で前巻までの楡の表情とか意味深な言葉言ってなかったかなとかすごい気になっちゃった。いつのまにか時間が経っていて大学生に。それぞれのカップルはいまだにカップル。岬と飯島カップルはわりとのほほんとした時間が流れてるように見えるけど、楡と日帆は暗い。重い。お互いが気遣いあってたり、楡は日帆には踏み込めないボーダーラインみたいなのがある気がする。岬が楡の家の窓割った翌日、岬と日帆両方と連絡取れなくて楡が向かったのは岬の家ってなんか潜在的に岬を重んじてるような気がしちゃう。家入ったか聞くだけなのに家まで行く必要ないもんね。日帆が楡に岬の店まで行かせなければ、2人きりで会うきっかけ与えなければ2人がまた近付く事もなかったんじゃないかな。

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2018年10月18日

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