あらすじ
蘭は東京生まれの東京育ち。便利な都会で何の不自由なく生きてきた。そんな折、彼氏の巴が転勤することになり、これを機に結婚&移住することに。引越し先は紀伊半島に位置する小さな小さな港町。しかしそこは雄大な大自然に囲まれた極上食材の宝庫だった!! これぞ究極の美味、“いなかゴハン”をお腹いっぱいご賞味あれ!! 本日のスペシャリテ マダイとスズキの刺し盛り/タラの芽の天ぷら/ワラビと川エビのかきあげ/シカ肉のリエット/丸ごとタコのおぼれ煮/うなぎの白焼き/ガシ(カサゴ)の唐揚げ/かつおのだし茶漬け/うなぎのタレ焼きおにぎり/シカのたたきのにぎり寿司(わさび醤油仕立て)/タラの芽とベーコンのペペロンチーノ
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Posted by ブクログ
内容をそのままに表現しているタイトルがまず、好感を持てる
住めば都、そんな諺を漫画にしたよう
作品の舞台は、紀伊半島の港町
主人公の蘭は、気分の上がり下がりが激しいにしろ、天真爛漫で料理が大得意な主婦
どポジティブで、夢に向かって一直線すぎる旦那に振り回されまくる毎日を送りつつも、土地の食材に触れ、調理をする事で他の住民との絆を着実に深めていき、良い所を知っていく、そんなストーリーは読み進めやすいし、作品内に潜りやすい
巧すぎない料理の描写が、逆に“いなかゴハン”を美味しそう、と感じさせてくれるトコも高評価の理由
作られる料理も、作り手の性格と年齢が大きく出ているからか、小洒落ているも、あくまで着目点が一般人向きで、日常的
紛れもなく、食漫画ではあるが、どちらかと言うよりは、対人関係に重きを置いている? なので、『クッキングパパ』に近い
漫画で食用不振を解消したいって人には不向きかも知れないが、美味しい料理で誰かと距離を縮めたいって思ってる人は糸口を見つけられるかも
どれにも紀伊の魅力を詰め込んでいるが、個人的に食べたい、と思ったのが第4話『夏のシカざんまいの巻』に登場する、シカのたたきのにぎり寿司
出て来る料理も美味そうってのもあるが、この話は、他の生物の命で自分の命を繋ぐ、そんな食の本質に迫っているようで好きだ
Posted by ブクログ
絵とストーリーはそれほどまで
入り込む内容ではないけれども
食、特に郷土食を扱う内容は
私にとっては大好物である。
田舎の食や営みをかいま見る内容です。
不便なことも多いけれども
ある意味、豊かであるなと感じます。
ちょっと鹿肉はハードル高いけれども
行けない距離でもないので実際訪れてみて
海の幸や山の幸を味わってみたいなと
思いながら読みました。
Posted by ブクログ
三重県に引かれて購入!
独身時代の彼氏が転勤で田舎にいくことをきっかけに結婚し、そこで暮らすことに。
そこには、スーパーも娯楽施設もないところ。でも、唯一の趣味と言える料理で、地元の産物や鹿など普段では見ないようなもにがたくさんあって…
って、感じです。
無い物ねだりとかよく言いますが、自分は田舎育ちで、田舎好きです。
雰囲気とかも含めて、ゆったりとした時間と空気のなかで一生を過ごすのも幸せなんじゃないかなーと考えます。
こういう、漫画はいい意味でもっと増えてほしいですね。
Posted by ブクログ
南紀大好き和歌山県民なので、読まざるを得ないッ!(iДi)
東京から紀伊半島に引っ越してきた新婚さんの、食を中心としたスローライフ漫画。
地元の人には新たな食材の再発見になるでしょうし、そうでない方にも1つのライフスタイルを描いた漫画として楽しめるんじゃないでしょうか。わたしはこういうの大好物です。(´∀`*)