【感想・ネタバレ】ウロボロス ORIGINAL NOVEL―イクオ篇―(新潮文庫nex)のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ドラマにどハマりしまして、BDBOXまでポチってしまってる状況であります。
そんなわけなので、オリジナルノベルがあると知って手を出さずにはいられなくなったのです。
漫画は未読なのですが、そろそろ終わりに近づいているという噂を目にしたので、完結したらちょっとヤバいです。
(絵が苦手だと思っていたのですが、小説の絵を見る限り大丈夫な気がしてきました。こ、こわい・・。)

この小説はちょっと独特でして、もう一冊「タツヤ篇」というのがあります。
2冊とも同じ事件の話なのですが、この小説の主人公であるイクオと、もう一冊の主人公であるタツヤのそれぞれの視点で話が進むという仕組みです。
こういう形の小説は初めてだったので、どう読もうかと悩んだのですが、どちらからでも先に一冊読んでしまったら、大体のあらすじがわかってしまうので、残りの一冊を読むのがしんどくなるかも、と思い同時に少しづつ読み進めることにしました。
というわけなので、タツヤ篇にもこの感想と同じ内容を書かせていただきます。

それぞれの視点から描かれていますので、警察の捜査状況の進行具合、事件に絡むヤクザの事情が別々に詳しく書かれています。
単なる事件と思っていたのが、実は裏にはそんな事情が!みたいな真相(?)を見つけるような感覚が面白かったです。

人を撃ち殺したあとに「ドーナツが食べたい」って言い出すイクオもイクオだし、夜中にドーナツがある店を探し回るたっちゃんもたっちゃんだよ・・・。
このシーンとても好きです(笑)
だけど登場人物の中で一番危ないな~というのはヒトミです。
イクオが同じだと思ったのは境遇だけではなく、何人もの人を殺してきたし、そしてこれからも自分の目的を邪魔する者は躊躇なく殺す、という彼女のスタンスに共鳴したのかもしれないですね。

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2015年05月05日

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