あらすじ
つらさ、切なさ、何かを乗り越えようとする強い気持ち、誰かのことを大切に想う励まし……。エリーが本当に思っていることを赤裸々に、自身も驚くほど勇敢に書き記した、詩と短篇小説。文庫化にあたって、大幅に加筆修正しました。言いたくても言えない、思いばかりがつのってパンクしそうな人に読んでほしい、宝物のような一冊。
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Posted by ブクログ
宝物のような、生涯大切にしたいと本に出会えた。大宮エリーさんが読んでもらうのが恥ずかしいと書いているけど、それくらい赤裸々で本気で誰かの救いになれば良いなと思って書いてくださった本なんだろうなと思う。だから私も大宮エリーさんの気持ちを、言葉を、この本をずっと大切にしていきたいなと思った。このタイミングでこんなに素敵な本を読めたことに感謝してます。おかげさまで、大切な人に自分の思いを伝えることもできました。この後も自分の大切な気持ちを見守って行きたいです。
Posted by ブクログ
エリーさんの言葉が染み渡った。
何度も何度も、読んだ。
大人になって言葉を沢山選べるようになったけど、口に出して伝えない言葉も増えた。そんな行き場のない想いを抱えて、動けなくなった私の背中を押してくれるような本だった。
私には今、ありがとうをちゃんと伝えたい人がいる。短い繋がりだったけど、沢山声をかけてくれて、いつも丁寧に言葉を返してくれる人だった。
寄りかかって、困らせているようで、傷つけているようで、怖くなって、その繋がりさえ手放してしまったけど。
いつか、自分の足でちゃんと歩けるようになったら、ちゃんと「ありがとう」を伝えにいきたい。
まずは、エリーさんに、ありがとう。
Posted by ブクログ
とっても心があったかくなり、じーんとしました。今の自分の心境にピッタリで、色々また思い出して辛くなったけど、前に踏み出したくなりました。
逃げ道なんてたくさんあるけど、自分の想いに向き合うことが、どんなに大事なのか気づかされました。
悩んでる今、この本に出会えて良かったなぁと思います。
Posted by ブクログ
とてもよかった、、好きになった言葉たちを書こうとすると書ききれないので率直な感想だけ残しておこうと思う。心がとてもスッキリするような暖まるような気持ちになれる。辛い事があった時、自分を傷つけそうになった時、好きな思いを伝えたいとき、必ずこの本を読むだろう。自分の内面の本当の思いを声に出して伝えるのは勇気のいる事で、どうしようもなく怖いけれどその先に見える景色もまた見てみたい。自分のことをまずは愛してあげたい、そういう気持ちになれる。
Posted by ブクログ
ほんとに言葉ひとつひとつが美しかった
優しかった
告白することって
気まずいこととかそんなことじゃなくて
すっごく素敵で自然なことだって思った
好きな人には好きってちゃんと伝えよう
太陽の話が好きだった
太陽の光から言葉を読み取る機械を発明
世界で初めて機械で読み取ったら
もう明日は登りたくないな
休みが欲しい
明日は世界を照らしたくないな
って言ってたって
でも人間たちはそんなことも知らないで
朝日を見れば今日も頑張ろうって思い
夕日を見れば今日も幸せだったなって思う
そんな人になるべきだと思った
どんな時だって
誰かを幸せにしよう美容師としても
Posted by ブクログ
思いを伝えるということは、とても難しいです。
自分を省みても、一言足りないことや、言葉を探すことが苦手という、駄目なところばかり目につきます。それから、「こう言ったら、こう思われるかもしれない」にがんじがらめにされているところもあります。
でも、この本を読んで、それでも思いは言葉にしなければ伝わらないのだと改めて感じました。傷付くかもしれない、でもそれを怖れていては何も変わらないと思います。
少しずつでも、進んでいこうと思いました。
灰の話と、最後の詩が良かったです。
大宮エリーさんには初めて接したのですが、他にどんな言葉を紡がれるのか気になりました。
Posted by ブクログ
ざーっと読み進めていったら、「シャッターとたき火」以降で泣いた。
人間関係に疲れた時、失恋した時にまた読み返したい。
「その時々の火の様子を 味わう、楽しむ
今は辛くても 心の中の様々な火の様子を 楽しむのです」
Posted by ブクログ
人には見届けなければいけない
想いのたき火がある。
揉み消してしまうことなく、
手をくだしてしまうことなく、
灰になる最後の瞬間まで
見届ける。
なるほど、そうか、と思った。
消えないたき火じゃなく、
逃げない自分、
見届けられる自分になりたかったんだと気づいた。
Posted by ブクログ
今、気になっている人がいるんですが、なかなか声がかけられなくて、なんて根性なしなんだと自分を責めてました。思いを伝えないと、せっかく芽生えた思いがなかったことになってしまう、というところか胸にグサッと刺さりました。
根性出して伝えてみたいと思います。
その日から何かが動き出すことを信じて。
答えがどうであれ、全てを受け止めたい、そう思える本でした。
Posted by ブクログ
当時、「アテンションプリーズ」にすごく感銘を受けた。
あの個展本当によかったなぁ。
友達がプレゼントしてくれた一冊。当時の感情を思い出してそわそわした。
Posted by ブクログ
2024.9.17
突然溢れ出す純粋な気持ちに気がついた時、
人は誰かに思いを伝えたくなる
けど、大人になるにつれて臆病になって面倒になって伝えなくなってしまう
伝えないと思いは永遠に伝わらない
伝わるとその人は喜ぶかもしれない
誰かに思いを届け、またその人が誰かに届けると優しい世界になるかもしれない
エリーさんの思いを受け取れた気がする
Posted by ブクログ
セラピー要素や、誰かを可哀想がったり、逆に承認欲求の強いエッセイという感じではなく、もっと柔らかくて、なによりエリーさんの一生懸命さ、みたいなのが伝わってくる文章と、なんだか好きだな、と思える内容。女性はきっと好きだと思う。