あらすじ
マラソンをラクに速く走るにはコツがある。そのコツと練習法を徹底伝授! 著者は100キロメートルウルトラマラソンの世界記録保持者。6時間13分33秒という世界記録は1998年以来破られていない。フルマラソンの自己ベストは2時間10分08秒。40歳になった今も2時間22分26秒(2012年大阪マラソン)で走るアスリートとして、多くの市民ランナーを指導している。その的確な指南は、ある程度経験を積んだ中・上級レベルの市民ランナーたちに支持されている。著者はウルトラマラソンの世界記録保持者だけに「長い距離をいかにラクに、効率的に走るか」を誰よりも追求している。それは市民ランナーがフルマラソンで自己ベストを更新する最重要ポイントでもある。その肝が「腹で走る」ということにあり、その極意を本書で伝授する。著者自身、実業団で走っていた24歳のころに故障。スピード練習を行えなくなった時、腹を意識してゆっくり長く走る練習を積極的に取り入れるようにしたところ、フルマラソンで2時間10分08秒の自己ベストをマーク。最初は半信半疑で始めた腹走りだったが、脚が重くなってからも粘れるようになり、フルマラソンに欠かせないガマンを覚えるための練習にもなるという。
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Posted by ブクログ
著者、砂田貴裕さんに直接お話を伺ったことがあるので、非常に興味をもち、購入してみました。
お話を伺ったときはとても分かりやすかったのですが、この本では伝わりにくい所もあると感じました。
肝心なポイントは秘密にしている気がしました。実際、お話を聞くと納得できる理論なので、お話を聞いた後に読んだほうが理解が深まると思います。
マラソンではメンタルの強さが必要というのは本としてあまり伝えているものはないので、繰り返して練習することでメンタルの強さを養うことは重要なのではないかと思います。
練習メニューや効率化ばかりのランニング本ばかりなので、自分のタイプに合った練習法と後半のやる気が必要だと改めて再確認できる内容でした。
大抵のランニング本は短い距離からのフルマラソンのアプローチなのに対して、この本ではウルトラマラソンからのアプローチになるところが、長距離走者としては、非常に参考になります。