【感想・ネタバレ】服従のくちづけのレビュー

あらすじ

ご褒美に、快楽をあげよう。
事故により両親と兄を亡くした伯爵令嬢ルーシアは、叔父に家を追い出され途方にくれていたところを、青年子爵アイザックに助けられる。彼と出会ったのは2年前の王宮舞踏会。優しく紳士的なアイザックに初めての恋をした。だが今、彼はかつてと異なる冷たい瞳で「服従を誓え」と要求してきて――? 恋心を忘れられないまま、昼夜を問わず執拗に身体を弄ばれ、胸が張り裂けそうになるルーシア。でも、彼のその行動にはとある理由があって……?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

前半は結構好みのお話だったのに、後半失速して拍子抜けしちゃいました。

一度に両親と跡継ぎの兄を亡くして、病気の妹はいるし、父の爵位を継いだ叔父は非情な男で、即時に家を追い出されることになったルーシア。そんな中手をさしのべてくれたのは、かつての初恋の相手のアイザック。

伯爵令嬢と子爵令息という身分の違いで、せっかく両思いだったのに、亡き父がしたことでお互いを誤解したまま。アイザックはかわいさ余って憎さ百倍ってな感じで、ルーシアが結構かわいそうでした。

それなのに、ルーシアが父のしていたことを理解し、アイザックの誤解を解くあたりから、今までのは何だったの?っていうくらいあっけなくアイザックがルーシアへの愛情を示しだして、ここから拍子抜けの展開になってしまいました。

ルーシアが妹を捨ててもアイザックから逃げるのとか、ルーシアの叔父へ反撃するとか(実は爵位はやっぱりルーシアのものになって叔父を家から追い出すとか・・・)、意外な展開もなくそのままハッピーエンドで終わってがっかり。

実はルーシアの父がしていたことを知って、激情のあまりアイザックが両親と兄を殺してルーシアを手に入れたって展開だとソーニャっぽいんだけどなぁ、なんて。
ちょっとソーニャっぽくなかったなぁって思いました。

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2014年12月11日

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