あらすじ
シリーズ10万部突破!
「東大生が書いたノート」シリーズ最新作!
就活、ビジネスの会議、サークルの打ち合せ、家族会議など、
あらゆる話し合いで一生使える、誰も書かなかった知的生産法とは――
東大発、「グループディスカッション思考」を初公開!
「本書は就活のグループディスカッションをキッカケとして、
大学のゼミや勉強会、留学先でのグループワーク、サークルの打ち合せ、
さらには社会人の会議や家族会議にも応用できるような、
いわば『集団的な知的生産の枠組み』を提案し、それに基づいて実践的な
『ディスカッションの方法論』をできるかぎり体系的に説明しようとするものです」
――「はじめに」より
【主な内容】
PART1 原則編
あらゆる集団的な知的生産の構造に迫る! 2ステージ、6ポジション
Chapter1 グループディスカッション(GD)って、何だろう?
Chapter2 グループディスカッション(GD)の考え方
Chapter3 グループディスカッション(GD)の流れ
Chapter4 ポジショニング(ハード編)
Chapter5 ポジショニング(ソフト編)
Chapter6 集団的な知的生産のメカニズム
Chapter7 話し合いのパワーバランス
PART2 実践編
ケーススタディで学ぶ! グループディスカッションの考え方・進め方
Chapter8 実況! グループディスカッション
Chapter9 話し合いを破壊する「モンスター」とは
付録01 GDを数値で評価する
付録02 GD用語リスト
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
本書の目的は、身近な友人との話し合いなど様々な場面で普遍的なスキルである議論力を鍛えること。私自身も日常的に議論をする力の重要性を感じていたため働く上で欲しいなと思い読み始めた。
ディスカッションにおける役割は流動的、ホワイトボードの前をとれたらファシリテーション、みたいな
ディスカッションには重要なポジショニング(役割分担)にはハードスキル、ソフトスキルの2種類×3種類ある
・ハードスキルは、内容面の価値貢献する役割、ナビゲーター、サプライヤー、オーディエンスの3役割
ナビゲーター→問いを作る人。設計図「前提確認」「論点設定」で価値提供する。前提に合った解答や問いを作りディスカッションの骨組みを構築する
例)クライアントは〇〇という認識で問題ないですか?
サプライヤー→それに回答する人。部品工場「仮説立証」「情報提供」で価値提供する。ナビゲーターの問いに正しく答えてディスカッションの内容を決める人
打ち手を決めたり、情報を渡して根拠を提示する。
例)〇〇という事実もあるので、こういう施策を打つことがいいかもしれません
オーディエンス→解答をイジる人。監督者。サプライヤーの「内容整理」「内容評価」で価値提供する。内容に味付けや盛り付けをする人
情報でまとめ方を提案したり、する
例)それいいと思います。ただ、〇〇ということもあるのでカスタマイズしてこういうのはどうですか?
ソフトスキルは調整面の価値提供する役割、いわゆる“ファイシリテーター”。コーディネーター、カウンセラー、エディターの3役割がある
コーディネーター→時間内での合意形成を導く人。分配、交換、創造の能力を用いて、最終的なアイディアをまとめるなど、一歩引いたマネージャーのような役割。(分配→お互いの意見の最大公約数をとる、Aさんが店の候補を出して、Bが決定する。みたいな 交換→今回の論点は譲ってあげるみたいな、創造→お互いの利害を一致させれる新しい意見)
例)AさんとBさんの意見がぶつかっているので、両方のいいところ採りをしてこういうのはいかがですか?
カウンセラー→周囲から解答を引き出す人。発言量の少ない人にクローズドな質問をしたり、沈黙が続いている時に馬を和ませるような発言をするなど、議論全体を活性化する役割
例)この考えについて、〇〇に見識が深い山本さんはどう考えますか?
エディター→意見を記し、最終的にまとめる人。いわゆる書記の役割。書きながら、抽象的な意見を解釈し、文章に起こしていく。
例)この話ってこういう解釈で大丈夫ですか?
コラム
話し合いにおける愛
相槌、姿勢、表情、話スピードなど、周囲から見て愛嬌があるようなキャラクターを演じる。それがすごく大事。Like 小柴