あらすじ
100の言葉よりも1つの問いかけが、人を動かす。
人間関係のカギは、「話す」ことより「問いかける」こと。思いが伝わらないとき、対立したとき、仕事をお願いしたいとき、相手が落ち込んでいるとき……日常のあらゆる場面で、ささやかな一言で空気を変え、視点を変え、関係を変える「問いかけ」の技法を、組織心理学の第一人者がやさしく語る。
飲食店で、父が店員さんに丁寧に接していたのを見て、誇らしくなったことがありました。謙虚にコミュニケーションを取ることは、決して「敗北」ではない。より豊かな人間関係を築くため、読み返したいと思います。
――三省堂書店有楽町店 岡崎史子様
問いかけることはコミュニケーションの一つの過程であるが、いかにそこに気づき、立ち止まり、その一言を言えるかは、思っているほど簡単ではない。「問いかける」ということに、これだけの効力があったとは。
――TSUTAYA TOKYO ROPPONGI 遠山洵様
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Posted by ブクログ
職場の上司の勧めで手に取りました。
良書だと思います。人間関係や生き方の規範となる本。
本書では率直な意見を交わすことのできる人間関係を構築するための問いかけの心構えが説かれているいます。
以下一部抜粋
信頼関係の構築には謙虚に問いかけることが求められる。
自らを弱い立場に置いて問いかけることで、支え合える組織を作る。
弱い自分を見せることが関係性を深めるうえで最も重要。
職場でのトラブルで最も多いとも言われる人間関係。
ストレス過多な現代社会で仕事をしているすべての人におすすめしたいです。
Posted by ブクログ
コミュニケーションといえば、
・話す(過大評価されがち)
・聞く
だけれど、信頼が生まれるのは「問いかけ」だよという事実は、気づけなかったし、教わることがなかったなとおもいました。
恥ずかしながら30代になってやっと、他者に働きかける意識をもてるようになったので、謙虚な問いかけを意図性をもって実践していきたいです。
冒頭にあった「複雑化する社会を、しなやかに生きていく」という一文に惹かれたので、自分のスローガンにしていこうと思います。
Posted by ブクログ
「謙虚に問いかける」という態度の重要性とその実践方法について理論と具体例を用いて表現されている。課題思考の関係、人間思考の関係、リーダーとしてはどちらの関係も構築する必要があると自身は感じた。その為には相手を知る(あるいは属する文化を知る)という謙虚な態度が必要である。昨今の複雑化する環境の中、「話し方」にフォーカスされつつある現状に、問いかけるという忘れかけていた姿勢を思い出し、正してくれる。そんな一冊だった。
Posted by ブクログ
「謙虚に問いかける」とはその人のことを理解したいという純粋な気持ちをもって関係を築いていくための流儀。ほんの少し、自分が変わることでうまくいくということが凍ろに響きました。