感情タグBEST3
Posted by ブクログ
石原節全開。同時収録「indigo blue」もよかった!肉体関係に非ず、それ以上のつながりが恋愛以上に切ない。ことごとく描いた絵を親に焼き捨てられ、代わりに友人の身体に絵を彫っていくなんて、…なんてお互い赦しあってんだ!「お前を焼くことはできないだろ?」
追記。続編が雑誌掲載(Shy―Fancy boy’s fresh love (Vol.3)されるも単行本未収録。この頃の石原作品好きなんで未収録でまとめてくれまいか。
Posted by ブクログ
三浦しをんさんのエッセイに、石原理作品は、「なんか知らんが気づくと一緒にいることが多いんだ。悪いか」という相棒的な人間関係の距離の取り方が、非常にうまく「今」の気分を表現しているとあるんですが、この作品はまさにそれだと思いました。台詞のかけあいとか間のとりかたとか、とにかく相棒感がすごくいいのです。それでいて色気もあるのが不思議。
読み切り2つもすごく深みのある話でした。
特に「INDIGO BLUE」は傑作だと思います。読んだ後ずっともやもやと胸の奥に残る話でした。友情でも愛情でも肉体的なつながりでもない関係の2人が居場所を求めて共に悪事を働く。台詞のひとつひとつがすごく印象的でした。この話には、なにか言葉にできないすごさがあると思います。