あらすじ
それでもあなたは医者を信じますか?
「毎日患者に接しているうちに、医者の嘘がいかに多いのか思い知らされました。同業者の悪口をいうのは敵を作るだけですから、私は気が進みませんでしたが、野放図に増え続ける国民医療費は、もしかしたら医者の嘘も原因のひとつではないかと考えました。患者が賢くなれば、増え続ける国民医療費を削減することが可能になるのではないか――」 (「はじめに」より)
免疫療法の99%は効果なし?/ネットの病院ランキングを信じるな!/抗がん剤には発がん性がある/“がんもどき”など存在しない/市販のコラーゲンは品質に疑問あり/ジェネリック神話の謎/サプリメントは今すぐやめなさい/日本のがん治療は欧米より完全に遅れている ほか
現役院長が命を懸けて著した、現代医療に溢れる“医者の嘘”を暴く一冊です。
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Posted by ブクログ
この手の本は、非常に気をつけて読まないといけない。健康に関する情報は氾濫していて、何が正しくて何が間違いなのか、自分にあったものを取捨選択するほかない。この本の内容にも賛同できるものとそうでないものがある。医者がやたらと薬を出したがること、人工関節の実態や、サプリメントの嘘、ピロリ菌除去の嘘など、なるほどと思うこともあるが、良質なコラーゲンがいいんだという主張は「ホントか?」と思わざるを得ない。いずれにせよ、近藤誠氏の著書もそうだが、今まで患者側が何となく医者の言うことを盲目に受け入れていたものの中には、たくさんの嘘や、医者側の都合があるんだということが世間でだいぶ認知されてきたように思う。そういう意味では読む価値のある作品である。