あらすじ
組織の抗争で命じられた組長暗殺に失敗した梶沼武。敵対組織はもちろん、口封じのためか身内からも命を狙われることに。デリヘル嬢の里奈を人質に逃亡を図る梶沼だが、そこに、逃走用の車を強奪するために押し入った家の高校生・健吾も加わって……。警察の包囲網をかいくぐり、血飛沫を浴びながら逃げ続ける三人に、最凶の殺し屋・八神が迫る!!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
組同士の抗争の中で嵌められた一人のやくざが、組や警察から追われて逃避行を開始。ひょんな切欠で、デリヘル嬢とひきこもりの少年を供にする。
一昔前の任侠アクションものテイスト。決してリアリティを求めて読んではいけない部類。テンポもいいし、追っ手を出し抜く展開も痛快だし、さらっと読むエンタメ本としては良いんではなかろうか。ただ、作中、人が殺され過ぎ。流石に終盤はげんなり。リアルを求めていないとは言いつつも、街中でこんな派手なドンパチ、何度も続けられるはずがないと突っ込みたくなってくる。まぁそれでも、殺し屋さんの無敵っぷりにはヤラれたけど。謎な部分も残されているので、彼のスピンオフがあるなら読みたいかな。