あらすじ
虚妄。それは常人には見ることも触ることもできない、この世ならざる幽玄なる存在。祖母を亡くし、天涯孤独の身となってしまった中学生の少女・歩は、祖母の知り合いらしい北条奥右衛門という青年の屋敷に、身を寄せることとなった。だがそれは、虚妄と対峙し自分の力と出自を自覚する運命の始まりだった。歩の祖母である八重と奥右衛門は、虚妄に対抗する組織の人間だったようで……?
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Posted by ブクログ
祖母が死んで、見つけた手紙に従って連絡を入れた先は
過去の祖母の『仕事』部下、だった。
全体的に部下、という事でしょうか?
あの時が初対面のようですし、もしかして
そこから部下になった、という事??
女子中学生と、引き取り手である書道の先生の視点が
かわるがわるで話が進んでいきます。
おかげで、双方がどうしたいのか、どう考えているのか
非常に分かりやすかったです。
じわじわと過去が開かされていきますし
奥さんがどうかかわっているのか、も。
しかしこれ、自分がやられたら
組織に怒鳴り散らしそうです。
何の権限があって、こうするのか。
むしろこれで死んだり後遺症やらトラウマやら起こったら
どう責任を取ってくれるのでしょう?
確実に取らなさそうです。