【感想・ネタバレ】アガサ・クリスティー賞殺人事件のレビュー

あらすじ

作家志望の青年は、新人賞に落ち続けることに絶望し、人生最後の旅に赴く。名前を棄て、家族を棄て、友人を棄て、わずかな金と数枚の黒い服、数冊の愛読書を黒いトランクに詰め込んだ。古今の名探偵にちなんで名乗った偽名ゆえか、青年は行く先々で奇妙な事件に出会う。そして、旅が終わりを告げるかに思われた東京・信濃町のアガサ・クリスティー賞授賞式の会場でも悲劇は起きた! 関係者が実名で登場する授賞パーティの最中に起きた殺人事件の真相とは? 『致死量未満の殺人』で正統派本格の新鋭として好評を得た第3回アガサ・クリスティー賞作家が贈る、5篇収録の本格ミステリ連作集。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

おもしろかった。
死を求めての旅の先々で出会う殺人事件。
主人公はその真相を夢の中で導き出す。
が、とくにそこから名探偵の「さてみなさん」が始まるわけでなく、犯人も事件もそのままに話は次に進んでゆく。
おお、こーゆーのもアリかあ、とおもしろく読んだ。
更にラストにはその当人が犯人に。
しかも有栖川先生を殺すとな!
多々、出演の作家さんたちの描写は
本人たちがそのままモデルっぽい。よくは知らないが、
ホントにこーゆー感じの人たちなのかなーと思ったりする。
作者、彼らのこと好きなんだろーなー。
実際、付き合いもあるのかな?でないと書けないよなあ。

有栖川作品は読んだような、読んでないような・・・。
先日ドラマになってたのは、以前何作か読んだような気もするんだけどなあ。
とりあえず今度学生シリーズとゆうのを読んでみたい

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2016年06月29日

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