【感想・ネタバレ】草の穂をゆらす つれづれノート(26)のレビュー

あらすじ

サコの高校受験を終え、カーカも一人暮らしに慣れてきた模様。新しい春を迎える銀色家は、行きつ戻りつしながらも、小さな歩幅で確実に歩んでいく。未知が待ち受ける世界へ、自分の人生はまだ続いていく。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

銀色さんの熱烈なファンというわけでもなく
ただただこのつれづれノートで
銀色さん家族の経過を眺めているのが好きで
つれづれノートは出れば必ず買っている。
途中座絶しそうになったり、どうにも手元に
置いておく気がせず売ってしまったりしたつれづれも
あるけれど、最近はまたいい感じで嬉しい限り。

今回は更に良くて、初期のつれづれのように
気負いなく、美味しいお菓子と飲み物用意して
日々のほっとする時間の楽しみとして読める
読み物になっている。

さくくんの受験結果が気になったり、
かーかのこれからが気になったり、日記とはいえ
一大ドキュメンタリーだよなこの本はと思う。
人さまの人生をこうして垣間見ることは
中々出来ないことだから、本当につれづれがあって
ずっと続いていて良かったなって思う。
自分の子供が7歳で反抗期ならば、かーかはどうだった
かなってその部分を読み返して、やっぱこんなもんかって
安心したり、下の子が2歳になれば、2歳のさくくんは
どんな風かなって読み返して、うんうんって納得したり、
そういうことが出来るのもつれづれの良さだと思う。
かーかは成人前は反抗的だったりしてどうなるのかなって
心配だったけど、とても頼りになる素敵な女の子に
なっていて、就職して自活するとかそういう話とは別に
自分の相談相手として銀色さんも心強いんじゃないかな。


今回のつれづれでは銀色さんが今までのつれづれを
言葉集のために読み返してて、それぞれのつれづれごとに
感想を書いているところが面白かった。
家具屋の遠藤君ややよいちゃんも久しぶりに食事会
みたいので登場していたり、最近話題にでなかった
せっせやしげちゃんも宮崎帰省のところで一緒に
食事したりしてて、なんか安心した。

これからもずっと発売日を待ち焦がれる本として
続いて欲しいなーと思う。

0
2014年10月28日

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