あらすじ
「泥棒?」アパートに入ると、仕事道具の紙や画材が散らばり、キッチンは卵の殻がへばりついている。自分でやったこととわかっているが、それにしても……。生理前に必ず陥るこのパターン。イライラしたり落ち込んだり。でもこれもやっぱり自分なのだ――。彼や友人たちの理解を得ながら、生理を通して、自分を見つめなおしていく秀子。PMS(月経前症候群)と格闘する30代の女性を軽快に描く。
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Posted by ブクログ
PMSのことを書いた小説だと知って購入。
生理前に暴れ出す主人公の描写から始まったけど、初っ端からわかるー!!って思いながら読んでた。
好みの文であっという間にさくさく読んだ。
基樹くんがオレもPMSかもしれない、って言ったシーンでは反射で、何を言ってるんだこいつは、と思ってしまったけど、よく考えたら気分の波があるのはPMS持ちのひとだけじゃなくて他の女性も、もちろん男性だってあることだなと思い直したし、自分だけって思ってはいけないなって考えさせられた。ありがとう基樹くん
中島たい子さん、初めましての作家さんだったけどかなり読みやすくてストーリーも面白かったので他の作品も読みたい!