あらすじ
「日本の憲法で戦争をしないと宣言してるのに、なぜ自衛隊があるの?」「自衛隊は世界でどれくらい強いの?」「アメリカは、なぜ日本に基地を置いているの?」「アメリカは、ほかの国から日本が攻撃されたとき守ってくれるの?」「中国の船が日本の船を攻撃してるけど、戦争にならないの?」「これから日本国憲法が変わったら、戦争が起きるの?」……。オトナだって答えられない、国防の基本の“キ”、すべて教えます。
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Posted by ブクログ
長年新聞記者として活躍してきた著者が自衛隊やそれに関わる政策や法案などについてQ&Aスタイルで述べてます。児童生徒向けに書かれているので、わかりやすい本です。
著者の立場は完全に安倍とは反対で、憲法改正や集団的自衛権の問題点がよくわかります。また、本の中に自衛官の言葉が時折引用されていて自衛官の気持ちもわかりました。
戦争が確実に近づいている現在、保護者や教員に読んでもらいたい本です。
Posted by ブクログ
世界から「平和国家」と思われるようになった日本。第二次大戦後、日本国憲法で戦争の放棄を設定し、70年に渡って戦争に関わらずにきたからだ。けれど、2014年7月1日、安倍晋三総理大臣は憲法の解釈を変え、集団的自衛権の行使を認めることにしたのです。
日本は現在、確かに平和だ。けれど、
北朝鮮は核兵器の開発をすすめているし、韓国や中国やロシアと領土問題がある。
日米安全保障条約を理由ににほんにきちをおくアメリカ軍が眼を光らせているから戦争がおきないのか?では、日本に米軍基地は必要不可欠なものなのか?
戦争をしない日本に自衛隊あるのはなぜ?
世界で紛争が起こっている時、アメリカと協力関係にある日本はどのようにしてきたのか。
集団的自衛権が認められるとは、どんな事につながってゆくのか。
未来については、少し飛躍的に描いているようにも思うが、歴史をふりかってもても、絶対に日本は二度と戦争をしない、とは言い切れない。悲しいことだけど。