あらすじ
食べちゃだめ、触っちゃだめ……
森に息づくキュートでフシギな魔物
かわいい姿に毒を秘める、魅力あふれる毒きのこを43種掲載した写真集です。
きのこは熱狂的な人気を集める生きもので、写真集やガイドブックもたくさんありますが、
「毒きのこ」だけに焦点を当てた本は多くありません。
本書では、森にひそむ毒きのこのかわいらしい姿を写真で紹介しつつ、
ナゾだらけの生態について解説してゆきます。
また、コラムでは「芸術の中の毒きのこ」「毒きのこ事件簿」「中毒を起こさないために」などの雑学も紹介。
毒きのこの魅力が余すところなく楽しめる一冊です!
●致死量はほんの3グラム、真っ赤なカエンタケ
●『今昔物語集』に登場する光る毒きのこ、ツキヨタケ
●きのこは植物より動物に近い!?
●最強の「殺しの天使」ドクツルタケ
●宮沢賢治、小林一茶が描いた毒きのこ
●皇帝ネロの義理の父は毒きのこで暗殺された ……etc.
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
タイトルからしてきのこ愛が溢れているし、写真が鮮やかで見ていると楽しい気持ちになる。装丁もかっこいいしぱらぱらしても良し真剣に読んでも良しでつい熟読してしまった。
表紙のベニテングタケのように派手なものばかりでなく、地味で食用と混同されそうなきのこにも言及していて非常に気に入った。
これを参考にきのこをとれないのは残念だけれど、写真で我慢します。
毒があるからこそ
実物を見たことはありませんが、写真の中の毒キノコたちが美しく愛おしく感じました。派手なのは毒キノコ地味なのは食べられるキノコと聞いていたのですが、地味でもきっちり毒を持っているのもいました。やっぱり、毒は素人が手を出してはいけないものですね。
Posted by ブクログ
世の中にはたくさんの毒きのこがあります。きのこ図鑑と言ってもいいほどに、毒きのこの写真とその特徴がかかれています。
基本、1つのきのこ1ページで構成されていますが、見た目が美しかったり、特色のあるきのこは2ページ見開きでかかれていることも。
これまでたくさんの毒きのこがあったとは。驚きです。
また、幻覚作用のあるきのこも結構あるものですね。
いろいろありすぎて、どれが毒きのこでどれが毒のないきのこなのか見分ける自信が全くありません。素人はきのこ狩りはしちゃダメなんだなとあらためて感じました。
それにしても、ベニテングダケって見た目すっごくかわいい。
で、この本をうちの次女みき(仮)と読んだのですが、それ以来みき(仮)が、食べられるきのこも嫌がるようになりました。
Posted by ブクログ
ネイチャーテクニカラーのきのこのマグネットなんかが好きで、この本も手にしました。
写真の美しさが目を引き、毒きのこの妖艶さが際立つ。
どんなに危険な毒きのこでも可愛らしい姿なのも否めない。ちゃんと中毒症状にも触れていて、学びにもなったのでした。
バリバリのインドア派だけど、
森で出会ったら思わず眺めちゃうだろうなぁ。