あらすじ
戦国末期、若き始皇帝の宰相として秦の百官を統率し、全国から3千の賓客を招集した呂不韋(りょふい)。彼が諸国に対抗し、秦の国力と文化の向上をめざし秀れた上客と編集した『呂氏春秋(りょししゅんじゅう)』は、「天下万物古今の事」を備えたいわば百科全書だった。長寿の秘訣、人物の見分け方から殷の湯王、周の武王の故事によった王者への道など、古代中国の英知の結晶を読み解く。(講談社学術文庫)
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Posted by ブクログ
歳時記をより深く研究しようとすると、ルーツとして中国の書籍に当たる必要が出てくる。その中でも有用なものの一つが、呂氏春秋になる。漢文そのものが読めない者にとって、手軽な入門書がこの本になる。
Posted by ブクログ
言わずと知れた、戦国時代の書物です。
戦国末期の思想は、本当に色鮮やか!
訳も原文も読み下し文もあって、しかも文庫なんて素敵!!
それにしても面白いなぁ。
「長く生きるためには、自然に、無理なくやり過ぎないように」みたいな??
こんな風に穏やかに生きられたらねぇ、いいんですけどねぇ。
難しいお話から説話まで書いてあります。
Posted by ブクログ
『呂氏春秋』十二紀からの抜粋。一三三の話しを集めている。主として、春は医学、夏は学問・音楽、秋は刑罰・軍事、冬は葬礼や死節を扱う。解説にもあるように、「時令」の思想を軸にした編集である。また、解説には『呂氏春秋』の成立について論じられており、基礎知識が得られる。