あらすじ
時代の移り変わりと共に姿を消した女性用体操着ブルマ。今や見ることのできなくなった懐かしの風景が写真家・青山裕企の撮影によりよみがえる。少女とブルマ。心に刻む永遠のノスタルジック写真集。
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記号としてのブルマ
こちらのフォトグラファーさんは象徴となる着衣をピックアップして作品づくりをよくされています。
着衣を纏う人間はピックアップされた象徴を引き立てるツールとなります。逆転された写し方は、象徴を引き立て、印象を強めるので作品に対して不思議な没入感に浸れます。
こちらはブルマです。ブルマは体育時の女性を象徴する着衣でした…らしいでした(私の頃は見掛けるケース減)。
今日日、アダルトなアイテムでのみ散見しがちなブルマですが、本来はスポーツウェア。
そのブルマをあるべき姿で記号的に表現した事で、清涼かつ寂寥、ノスタルジックな作品となった印象を受けました。
お猿さん顔になりガツガツ見詰めるではなく、のんびり眺めることに楽しさを覚えます。