あらすじ
王宮を揺るがす大事件――それは、惚れ薬を飲んだ王弟で公爵のフィオンが男爵令嬢コレットを見初めてしまったこと! 「僕が君のそばにいることを、どうか許して」優しく甘い言葉を重ねてくれるのは、惚れ薬の効果? それとも本心……? 累計1290万PV超え! WEBで絶大な人気を誇るちょっと変わった溺愛系ラブファンタジー、ついに書籍化!!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ヒストリカル風、ほれ薬を飲んだ王弟殿下フィオン・アルファードは、偶然見かけた男爵令嬢コレット・マカリスターを口説きはじめる。溺愛系ロマンス物。
気軽に読めて楽しめる。
薬の罠に気をつけて
王弟であり公爵位を持ち、容姿も性格も優れたまさしく王子さまなフィオンが、誰かに惚れ薬を盛られた結果、たまたま出会った地方領主の男爵令嬢コレットに一目惚れをし、ガンガン迫ってゆくというお話。
公爵自身からはもちろん、王妃からも後押しされては、地方男爵令嬢に断るすべはないと思われます。
公爵は、惚れ薬はきっかけに過ぎず、コレットこそ自分の理想であり想いは本物だと明言してはいますが、解毒もしない内では薬の効果による気の迷いだと言われても仕方ないですよね。実際、一部の人々以外はコレットすらもそう思ってますし。
なのに、解毒する気はない、でも信じて欲しいって(笑)
そして業を煮やした真犯人にコレットは襲われます。「薬の力が無ければアナタなんて見向きもされない」的な暴言をぶつけられますが、お前が言うなでもあります。
救出に駆けつけたフィオンに、それでもやっぱり全力で王子様ですから、コレットもいよいよ心を傾け始めます。公爵の誠心誠意の愛情も伝わってるようで良かったねと。
というところで消化不良気味に終了。
一応番外編で糖度を増したしたやり取りがありますが、薬に対する遺恨は残ったまま……。
続くのかな?だったらこれもアリですけど。
紳士、淑女の可愛らしさもある、いい雰囲気のお話でしたので、続きがあればまた読みたいです。
ドレスの描写も細やかでワクワクしました。