あらすじ
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1970年、世界的コングロマリット「ワーナー・パーク」の日本法人に経理本部長としてヘッドハンティングされた池田岑行は、入社早々にしてメーンバンクの変更、経理部門の再編など、停滞していた社内に次々と改革を成し遂げる。しかし、その裏で彼を待ち受けていたものは、追い落としを図ろうとするライバルたちの卑劣な罠だった-。公私混同著しい上司との対決、陰謀と策略渦巻く、一瞬の隙も許さぬ人事抗争、相次ぐCEOの解任…。"非情の外資"を、その卓越した財務戦略で30年にわたって生き抜いた唯一無二の日本人、「奇蹟のCFO」と呼ばれた男の目をとおして見た、巨大外資企業の真実。
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Posted by ブクログ
おもしろいっ!!
一気に読んでしまいました。
1970年代から始まっており、自分の生まれる前の世界から書かれており、とても興味深く読めました。
Posted by ブクログ
(上下巻合わせてのレビューです。)
経済小説の重鎮・高杉良先生の作品。
実は僕は苦手です…(笑)
なのですが、なぜか読みたくなって、読破しました。
外資系メーカーでCFOとして、
30年間勤め上げた主人公の物語。
巻末の解説によると、かなりノンフィクションに近い
仕上がりになっているようです。
CFOが主人公なので、財務戦略に関する物語かと思いきや、
社内人事や社内の争いごとがメインテーマ。
著者の作品は、そういう部分が多々見受けられるので、
少し苦手なのですが、その部分を除けば、
人と人とのやり取り・誰に何を話すのかor話さないのか等、
交渉時や社内で生き残っていくためのエッセンスが詰まっています。
上下巻で1000ページにも及ぶ大作ですが、
飽きることなく読み進めることができました。