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Posted by ブクログ
ピルグリム最終巻。
スピード感がぐっと増し、まさに手に汗握る展開。
無理か?無理なのか⁈とハラハラさせておいて
ギリギリのところでつながりホッとしたり、
痛い痛い、もうやめてー!と叫んだりと、
忙しい最終巻。
映像にしたらさぞかし映えるだろうなぁ。
緊迫した中でも愛嬌を感じるバトルボイや
ダウン症のサラセンの息子に癒された。
彼らや彼らを取り巻く人々に幸あれと願う。
サラセンとの対決の場面で、
自分の名を「ピルグリム…」と伝えるシーンは胸熱。
第1巻の最初の事件もきれいに回収され、
余韻の残るフィナーレにも満足。
そして訳者あとがきで、この物語、
まだ続くのだと知り、さらに楽しみが広がった。
Posted by ブクログ
はらはらドキドキ、送別会の後、一眠りしてからの読書。通勤途中の読書。一気に読んだおかげで、おもしろかった。いや、面白いおかげでイッキ読みできた。
まぁ、ニューヨークでの殺人にはちょいムリがあるけど、今後続編もある見たいやし、絡んでくるやろなぁ。
次も楽しみ。
Posted by ブクログ
意外と楽しめました。
終盤のサラセンと対峙するところは、出てきちゃうのと思ったり、電話一本で形勢が一気に逆転したり、早すぎる展開においおいと思ったりはしましたが。
それにしても主人公はよく生きて脱出できたなぁと感じていたところ、続編があるとのこと。どんな大作になるのか期待が膨らみます。
Posted by ブクログ
〈サラセン〉を追う〈ピルグリム〉の旅もいよいよ終焉。これまでの話が一つ一つ終着点へと向かい結びついていく…ことを期待した。結果、たしかにそうなった。しかも先が気になる展開で、まさに一気読みだった。情景が浮かぶのも、さすが元シナリオライター。しかし、最後の詰めが甘いのではないかと思った。ここまで緻密な計画を立てた〈サラセン〉があまりに簡単に出てきすぎではないか?愛に勝る者はないという話は分かるし、非常なテロリストも息子の前ではというのも分かる。しかしなんだろう、ここまで緻密に重ねられたフィクションの割には最後はそこかと少しがっかりさせられた。いやでも裏切られるかも!と思って読んだけど〈サラセン〉との戦いはあっという間に終ってしまった。NYでの犯罪もこじつけた感じが否めない。もっと密接に〈サラセン〉と結びつくと思ったが、ブラッドリーをトルコに呼ぶための手段なのか?と思ってしまった。ただこのことはあとがきを読んで、なんとなく納得。三部作ということで、それなら今後の展開で重要な人物になるのかも?と期待してみる。もし関係なければそれこそなんだかがっかり。
現代社会が抱える問題を上手に描き、読み応えがりながら、エンタメ小説として十分読める作品だった。