あらすじ
カメラマンの稲葉泰英は、仕事で訪れた島で白ウサギを追いかけているうちに大きな穴に落ちて気を失ってしまう。目を覚ますとそこは、頭にウサギの耳を生やした人々が住む島だった。地味顔の稲葉のことを妖艶で美しい、伝説の「兎神」だと信じて崇め奉る住人達は、島を救うためには「兎神」の稲葉と島の王・隆俊が毎日Hをしなければならないと言うが!?
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Posted by ブクログ
異世界トリップもの。とはいえ、どこか馴染みのある世界なので違和感をおぼえず文章に入っていける。恋心を自覚した泰英の心理描写にはぎゅっと心を締め付けられるようだった。
うさぎってことで性欲がすごい…ということで描写が多いんだけど、いやらしさを感じないというか、エロいんだけどかわいらしくて、心理描写と相まって萌えました。
Posted by ブクログ
年中発情期の性欲マシン・兎族のパラレルワールドに迷いこんだ受け。
彫りの深いイケメンうさ耳たちの世界では、地味顔が神秘的であり、髭剃りがエロスであり、耳に触る行為が変態プレイであるという。あ、あと乳首は女性しかないらしいので、両性具有扱い笑。
勝手に兎神にさせられ、色々奉仕を受けさせられる。勿論受けは初体験wモブも無く皆好い人ばかりで終始安心して読めた。最高に萌えたけどちょっと受けの恋愛思考が枯れすぎで否定的だったのが残念かな~。
今回も痒い所に手が届く萌えでした。
Posted by ブクログ
初読みの作家さんです。耳が生えているのでもふもふだろうと思って……。
最初っからぶっ飛ばした感じのお惚けBLで、斜め上行きすぎてます。
随所で吹き出してしまい、飲み物系口に入れながら読むと危険。
日本昔話のウサギ系をあっちからもこっちからも持ってきて、それが
また意味不明ななんだけど絶妙な具合に絡み合って味が出すぎてます。
心のすれ違いはもちろんのこと、生態系からしてすれ違ってます。
話は通じないのに妙にかみ合ってる……なんですか、この神技。
ある意味もの凄い筆力の作家さんではないかと思いました。
ただ気になったのが、文章中に『エッチ』と言い過ぎ。
一人称なんで、ものすごく耳に付くというか、一文の中に3回も4回も
エッチエッチ言ってると、ちょっと鬱陶しい。
終盤の詰め込み感も凄く、走りすぎてましたので、その2点さえ
気にならなければ★5つでした。
大久野島は学生時代近場で何度も船で渡った所なので、何だか
感慨深かったです。
無人島でウサギの楽園です。その楽園で太平洋戦争下、毒ガスが
作られ地図から消された島としても有名。
廃墟と楽園が同居する、長閑で綺麗な、でも少しうら寂しい感じの島。
作品世界にああ、あの辺ね、というのが思い浮かび、懐かしかったです。
Posted by ブクログ
うさぎ族の王さま×カメラマン
アリスもどきに白ウサギを追って異世界に迷い込んだ受。
うさ耳をさわることの意味するところは?
とっても都合良い設定の国のファンタジーBL
なんだかんだ言っても面白かった。
Posted by ブクログ
シャレード文庫の「なんか、淫魔に憑かれちゃったんですけど」が面白かったのと、うさぎ島について聞いたことがあったので購入。
ウサミミ攻×ヘタレ年上受(主人公)の異世界ファンタジー? とにかく、トンデモ設定が面白い!!
島で白いウサギに誘われて別世界に流れ着いた主人公が、ウサミミな人々が暮らす世界でなぜか兎神とあがめられてしまいます。
この世界では、兎神は厄災から世界を守ってくれると言い伝えられてますが、島を守ってもらう代わりに、性欲の神様である兎神に、島の王様がエッチで毎晩ご奉仕する必要があるんだそうですよ。
というわけでエッチシーンが各所にありますが、さすがはウサミミ、性欲バッチリです(笑)
この話を聞いただけでも笑ったのですが、それ以外にも似て異なる文化に四苦八苦する主人公が面白かったです。
ご都合設定も笑えるものばかりでしたが、この世界にウサミミさんの始祖が来た経緯や、この世界のありようなど、ハッとさせられるものもコッソリちりばめられていて、私はその辺を掘り下げたものが読みたかったですが、BLだと無理かな・・・。