【感想・ネタバレ】陰翳礼讃のレビュー

あらすじ

陰翳によって生かされる美こそ日本の伝統美であると説いた「陰翳礼讃」。世界中で読まれている谷崎の代表的名随筆をはじめ、紙、厠、器、食、衣服、文学、旅など日本の伝統に関する随筆集。解説・井上章一
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Posted by ブクログ

ネタバレ

和紙がユネスコ世界文化遺産に登録されたということで読んでみた。近代建築や文明はどんどん光を取り入れる方向へ向かっているが、谷崎は逆に陰翳の賛歌をうたいあげる。漆器や金屏風、掛け軸、和食に至るまですべからく古来日本のものは薄暗い部屋にあってこそその真の価値が分かるという。
そういうものかもしれませんねー。わからんけど。
文芸書というより今では建築とかデザインの入門書的地位を占めているっていうのが興味深い。

旅について語ったところもあって、汽車のなかでうつらうつら読むといい感じだ。旅に出たーい。

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2014年12月07日

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