【感想・ネタバレ】フリーエージェント社会の到来 新装版のレビュー

あらすじ

家庭か仕事か――あなたはまだ悩んでいる?モーレツサラリーマンも今は昔。日本でも「組織人間」より「フリーエージェント」という働き方が確実に増えています。その結果、家庭と仕事の融合が進み、税金や社会保障といった社会ルールも着実に変化するなど、未来を見通し自分の生き方を考えるために最適の社会論がここに!

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Posted by ブクログ

この本が出版された2002年といえばまだデバイスが普及していない時代、そんな時代から次の時代の到来を見据えた生き方を提唱している点は見事。

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2020年01月22日

Posted by ブクログ

20年前の預言書を再読。今の時代を生きる自分が読むからこそ、ロジックの精緻さ、時代の最先端を言語化するライティング技術の高さに脱帽するしかない。自らの生活実感の変化から、社会に起こる地殻変動を喝破し、取材とリサーチをベースにこの一冊を書き切ったことに敬服する。

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2022年04月13日

Posted by ブクログ

原著は2001年刊行の本だが昨今(2021年)の働き方改革やコロナ渦の影響によりワークライフバランスや在宅勤務が一気に進み、著者が予測した世界が徐々に訪れつつあるように感じる。先例である米国は個人主義で柔軟性ある雇用形態(正確には簡単に馘首される)のイメージがあるが、元々硬直的な終身雇用だったことを考えると日本もそうなっていくのだろうと思う。既にエンジニアはそうなっているが。

ドラッガー氏は著書『プロフェッショナルの条件』で知識労働者の隆盛を予言しているが、それと同様にフリーエージェントも不可避の流れとして存在感を増していくのだろう。そのための心構えとして本書をおすすめしたい。

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2021年07月15日

Posted by ブクログ

フリーエージェントとして働く上で
いい部分と弱点としっかり述べられていた。
フリーエージェントになったからと言って社会から孤立するのではなく
独立した個人として新しく人々が結びつき、
信頼で成り立つ組織で顧客探しと生きがい探しを行う、とのこと。

ダニエル・ピンクさんの中では今のところ1番読みやすかった!

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2020年10月11日

Posted by ブクログ

“これからは、もっと多くの人が独立を宣言し、仕事でも私生活でも、自分の運命を自分の手で切り開くようになる。”

まさに自分が今生活していて実感しているし、考えていることだった。

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2020年03月07日

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優れた者は栄え、無能は淘汰される。それが資本主義の本質であり、それを全面的に肯定するならフリーエージェントとも良いだろう。でも力がないのは罪なのか?教育を受けれず、臨時雇用として働くことは当然のことなのか?
ここで言うフリーエージェントは恵まれたお坊っちゃまで且つ有能な人間を示すもので、弱者を切り捨てる(若しくは全く考えない)テーマは残酷である。
つまり私はこの考えが嫌いで、肯定出来ない内容。

ただ文章は読みやすく言いたい事を言っている事は評価。最も良い事ばかりを書き綴る一面的な表現でマイナス星1

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2015年06月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これからの時代のうねりを示すエポックメーキングな一冊だ。将来を予測する本は読んだことがあるが、働き方・生き方まで言及してある本は初めてだ。組織ではなく個人、束縛ではなく自由、定年退職の無い世の中等が未来の働き方である。このうねりにどう乗っていくかが大事だ。当然メリットだけではなくデメリットもある。仕事の無い状態、低賃金、過労働、他人と交わらない可能性だ。この本ではそれをどうリカバーするか記されていた。ひとつの組織に一生涯勤め続けることはない、仲間と助け合うためのグループを作るべき、タテの忠誠心からヨコの忠誠心に、仕事を通じて人生の意義を追及すべき等仕事というものを突き詰めて考えさせられる。再度考えていきたい。

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2015年05月17日

Posted by ブクログ

10年前のアメリカの状況をベースに書かれているので、現在の日本人には参考にならない部分もある。

さらに、まだAIが台頭してない時なので尚更だと思う。

モチベーションを高めるのが目的なら読むのもアリ。む

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2025年05月27日

Posted by ブクログ

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フリーエージェント社会の到来/Daniel.Pink 著.

日に日に個人の時代になりつつあるなと感じるこの頃、10年前に既にアメリカで起こっていたフリーエージェントの台頭。

今それが日本に浸透しつつある。こういうのは少数の人がやる→多くの人がやる→普通になる→今の会社員が少数になる。
っていうフェーズで移行していくんだろうと思う。

そこに乗るかどうかで大きく人生変わってくる。

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2022年02月14日

Posted by ブクログ

今までは会社に雇用される働き方であったが,情報通信技術の発達により,フリーエージェントのような会社に属さずにプロジェクトベースで働く働き方が主流となってくる.おおむね日本はアメリカを追従しているので日本もアメリカのようにフリーエージェントが増えていくだろう.キャリアの設計は梯子型からレゴ型になり,均質的な今までの教育では対応できていない.これからはいかに自分に備わっている個性を開発して生きていくが重要になる.

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2021年08月13日

Posted by ブクログ

ダニエル・ピンク、面白いな。ここ5年で、自分が経験的に獲得した知見が載ってて、早く言ってよって感じだった。ダニエル・ピンクの本は、出たらすぐに読むのが良さそう。

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2022年08月11日

Posted by ブクログ

【由来】


【期待したもの】


【要約】


【ノート】
・新装版にしたところで、本書の出版は2001年。アメリカのこととは言え、豊かな中産階級が増えているという著者の洞察は楽観が過ぎたと言わざるを得ないでしょう。

・ただし、フリーエージェントが増えていく社会という点については同意できるし、それは高齢者も対象に含むという点においても同意できる。
 一億総活躍相って、結局、老若男女を問わず、死ぬまで働けってことですよね?まぁ、そういう捉え方をするとチクショーって思うけど、高齢者になって何の心配もなく、日々、やることもなく退屈にボケていく人生よりも、ずっと現役で働く方が面白そうだと、50歳間近の今は思っている。

・ピンクの洞察は大前研一なんかも評価してるみたいだけど、このタイミングで読む本書は、どちらかと言えばピントがぼやけた印象。本書をサラッとななめ読みした後でR.グラットンの「ワーク・シフト」を読めば、もう少しアップトゥデートな内容に補完されるし、伊藤洋志氏の「ナリワイをつくる」を読むと、日本の現状でのイメージが少し把握できるだろう。特に「ナリワイ」は少額ビジネスが基本であるという論旨により、現実的なイメージが把握できると思う。

【目次】
序章 玄田有史
プロローグ
第I部 フリーエージェント時代が幕を開けた
第1章 組織人間の時代は終わった
第2章 全米の4人に1人がフリーエージェント! という衝撃
第3章 デジタル・マルクス主義が蔓延する

第II部 働き方の新たな常識とは?
第4章 これが新しい労働倫理だ
第5章 仕事のポートフォリオと分散投資を考える
第6章 仕事と時間の曖昧な関係

第III部 組織に縛られない生き方もできる
第7章 人との新しい結びつき方がある
第8章 利他主義で互いに恩恵を受ける
第9章 オフィスに代わる「サードプレイス(第3の場所)」
第10章 フリーエージェントに役立つ新ビジネス
第11章 「自分サイズ」のライフスタイルをみつけよう

第IV部 フリーエージェントを妨げる制度や習慣は変わるか
第12章 古い制度と現実のギャップは大きい
第13章 万年臨時社員の実態と新しい労働運動の始まり

第V部 未来の社会はこう変わる
第14章 「定年退職」は過去のものになった
第15章 教育はテイラーメードできるようになる
第16章 生活空間と仕事場は緩やかに融合していく
第17章 個人が株式を発行する
第18章 ジャスト・イン・タイム政治が始まる
第19章 フリーエージェントで未来は大きく変わる

エピローグ

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2018年10月28日

Posted by ブクログ

何かフリーエージェントという言葉が、働く人にとって自由で理想的な感じで書かれてあるが、経営者にとって便利な使い捨てとならないか、危惧しながら読んだ。
だがこの流れは不可避かもしれない。ではどうすればいいのだろうか。どんなスキルを身につけたらいいのか知りたかったが、読み取れなかった。

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2016年04月28日

Posted by ブクログ

個人で独立した仕事を持つフリーエージェントという形態について調査した本。
ダニエル・ピンク氏ということで期待したが、網羅的ではあるが掘り下げが浅いと感じた。
ただ今後はフリーエージェントという仕事の形態が増え続けることは間違いないと思うので、フリーエージェント達に役立つような業務が伸びていくと感じた

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2014年11月12日

Posted by ブクログ

10年前の本とは思えないくらい面白い。"ピーダーアウトの法則の時代。出世するにつれて、だんだん仕事が楽しくなくなり、やがて優秀な人材は会社を出ていってしまう"

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2014年10月14日

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