【感想・ネタバレ】MとNの肖像 1巻のレビュー

あらすじ

迷える子羊・みつると夏彦。“穏やかな学園生活を死守したい”という共通の願いを抱く2人は高校で同じクラスに。だが、ふとした事件でお互いの「もうひとつの顔」を知ってしまった2人に、奇妙な友情が芽生えて…!?

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奇妙な出会い

ある悪癖を持つ男女二人の奇妙な絆を描いた少女漫画の第一巻。

このお話の主人公はこの春高校に入学した女子生徒の安部みつると男子生徒の甘草夏彦の二人。
会社重役とフラワーコーディネーターの両親と研修医と音大生の兄姉を持つみつるはこれまでの学校生活の失態を隠すため遠方の高校に進学した。
類稀なる美貌で注目の的だったがミステリアスで人と打ち解けない彼女は次第に周りの反感を食らうようになる。
同じクラスの甘草のメガネを外した顔を見て好きな本のキャラにそっくりだと気づいた彼女は甘草の事が気になり始める。
甘草の方を見る回数が増えると周りはみつるが彼に気があるんじゃないかと思い始める。
そしてアクシデントから甘草がみつるをケガさせてしまった時にある事が起こった。
もっとぶってほしい、蹴ってほしいと恍惚な表情で言う彼女は親の厳しい躾から逃れるかのようにマゾな一面を持つようになったのだ。
そんなみつるに驚く甘草だったが彼もまた重大な秘密を隠していた。
それは重度のナルシストだったことだ。
過保護に育てられた幼少期、何をしても禁止される事が多く友達がいなかった甘草は鏡の自分に美を見出し話しかけることがその後の人間関係の構築に支障をきたす事になってしまったのだ。

そんな二人がお互いの悪癖を知って距離が近づくさまがモダモダしていてかわいい。

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2021年12月01日

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