あらすじ
この物語は、家族を知らずに育った永井仁清が、ある家族を護ろうとする漢のドラマである。生まれてまもなく捨てられ、福祉施設で擬似家族を体験した仁清は、より強い絆を求めてヤクザになった。仁義・恩義・律義に生きる無骨な生き様に熱くなる!!
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猿渡哲也先生の漫画の中で異色、なのか
それともいつも通りか、判断に困る所があるが
読後感がそれほど悪くないので、やはり異色な快作
なかなかいい話
TOUGH―タフ―などで知られる猿渡哲也の作品。
連載当時も読んでいたが、仁清がその「タフ」の外伝作品で初登場した人物とは知らなかった。
巨大な体、落ち武者のような髪型、お世辞にもイケメンとは言えない顔、そんなまさに「怪獣」のような主人公だが、これがカッコよく見えるから不思議。
(むしろ、表紙などリアルに描いた方が気持ち悪い)
ギャグ要素も強く、ホロリとなる要素も多い。
1巻2巻と読めば、誰もがこの「怪獣」を好きになっていると思う。
基本ヤクザものであり、またケンカものではあるが、その点さえ気にならなければかなりの良作だと思う。
涙脆くて、子供に優しい。ヤクザにしかなれなかったのかな?
要らない物として生まれてきたから必要とされたい、その仁清の言葉に泣ける。