あらすじ
時は平安。命の代償として、命の次に必要なものを失った昌浩。見鬼の才を失い、さらに昌浩のことを忘れた紅蓮の言動に悩み傷つく日々を送っていた。そんな中、出雲で人々が妖に憑かれていく事件が起こり――!?
※本書は、平成十六年二月、角川ビーンズ文庫より刊行された『少年陰陽師 真紅の空を翔けあがれ』を改題したものが底本です。
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騰蛇の記憶から昌浩の記憶だけを消したことにより、その後今までの騰蛇と違うことに深く傷つく昌浩。
最終的に記憶が遡るということで昌浩のことを思い出してホッとした。
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晴明の孫ともっくんの掛け合いがないのは、さびしい。辛さが伝わってくる。心が張り裂けそうになりながらも、必死に頑張ろうとする昌弘に心打たれました。