あらすじ
1988年、西ベルリンで起きた謎の連続殺人。5人の娼婦たちは頚動脈を掻き切られ、腹部を裂かれ、内臓を引き出されて惨殺された。19世紀末のロンドンを恐怖の底に陥れた“切り裂きジャック”が、100年後のベルリンに甦ったのか? 世界犯罪史上最大の謎「切り裂きジャック事件」を完全に解き明かした、本格ミステリー不朽の傑作。
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Posted by ブクログ
あまりにも偶然が重なりすぎてるけど、なるほど切り裂きジャックの正体が女性で、かつ、無差別殺人でなく理由ある殺人だったからこそ5人で殺人がとまったというのは、とても納得いった。
Posted by ブクログ
服部まゆみさんの「一八八八切り裂きジャック」がかなり面白くて、続けて切り裂きジャックモノが読みたくなりここは大御所に!と島田さんの切り裂きジャックを読ませて頂きました。
流石は島田さんだけあって、物語の完成度と説得力は素晴らしかったです。小説家の想像力はすごいなぁ、と感心しました。
が、やっぱりボリュームのせいか、ちょっと薄かったかな…。
綺麗にまとまりすぎてた感じでした。
というか、御手洗シリーズと読み終わって知りました。笑
それでやたら日本云々言ってたのですね。
一緒に居た東洋人は誰なんでしょうか。石岡君では無いだろうし…。
それを知ってから後半を読み返すとちょっとニヤリとしてしまいます。
Posted by ブクログ
19世紀末、ロンドンを震撼させた切り裂きジャック事件。
百年後のベルリンで、同様の手口による娼婦連続猟奇殺人が起こる。
切り裂きジャック事件が百年の時を経て蘇り、そして完全解明される!
事件の百年後にまた同じような事件が起きたという設定で、独自の新解釈によって真相に迫る、という趣向の作品。
アクロバティックな推理にはびっくりでしたが、意外な動機が妙に納得できました。
案外、これが本当といわれても信じてしまうかもしれない。
血腥い陰惨な描写が多いのでちょっと辟易しましたが、それ以外は楽しんで読みました。