あらすじ
名将川上哲治率いる巨人軍は日本シリーズ六連覇の偉業を成し遂げていた。何もかもを手に入れたかに見える川上監督だったが、彼にはどうしても欲しいものがあった。それは「サムライ」だった。四国土佐の土佐嵐高校の番場蛮は、まさに川上の求めるサムライだった……。長嶋や川上の前でも物怖じしないナマイキぶり、反逆児っぷりで野球界を引っかき回す番場蛮の活躍を描く長編作品。元気が沸いてくる傑作です!
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ずんだがだん
子供の頃にキッズステーションという番組でこの作品を知りました。オープニングが20年たっても頭から離れません。
主人公の悲劇的な結末
「巨人の星」同様、しかも故・梶原一騎氏原作で「巨人軍」を舞台にした「スポ根少年漫画」です。あの「平氏に非ずは人に非ず」と嘯いた「平時忠」ではありませんが、「巨人軍に非ずはプロ野球に非ず」と嘯いて他球団のドラフト会議での指名を拒絶しました新人プロ野球選手が大勢いた中で主人公の「番場蛮」が「アンチ巨人宣言」をしながら巨人軍のエースとして「ハイジャンプ魔球」や「大回転魔球」や「ハラキリシュート」や「分身魔球」で大活躍しましたね。そのあらすじは勿論ですが、彼が「大砲万作」を「分身魔球」で三振に討ち取って勝利投手になった瞬間にマウンド上で仁王立ちしたまま帰らぬ人になったと言うあらすじもまた劇的でした。