あらすじ
会社がなんだか伸び悩んでる、その理由はトップにあった!
会社のマイナスをプラスに変える、
いますぐよく効く「読む」処方箋!
ついに出ました!
数多くの顧問先を最速・最短で発展させてきたノウハウとその独自のマーケティングセンスで、
あらゆる業界に衝撃を与え、ビジネスの常識を覆したカリスマコンサルタントが、
全国の読者にお贈りする究極の、そして渾身の書き下ろし。
会社をソッコー軌道修正し、問題点を解決し、
さらにどんな世の中でもやっていける体力・人力をつけるためのバイブル。
すべての中小企業の社長さんとその社員の皆様、必読です!
大企業には「大企業病」がありますが、中小企業にも「中小企業病」があります。
そして、中小企業の病の原因は、ほぼ社長にあるのです。
本書では、うまくいっていない中小企業の社長を5タイプにわけ(ほぼこの5つのどれかに分けられる、と著者は言っています)、
それぞれの対処法をコンサルタントの立場から、かゆいところに手が届くように解説します。
それぞれのタイプごとに記載してあるエピソードは、
名前以外はすべて実在する会社に起った出来事とその解決策なので、
おもしろく読み進むうちに「中小企業病」のリアルな実態が学べ、
またそれを自分の会社にどのように生かしていけばいいのかもよくわかります。
社長さん本人が読むのはもちろん、社員の方が読んで、「あっ、うちの社長はこれだ!」と気づき、
対処法を参考にして会社をもっと発展させていくというのも「アリ」です。
「会社をもっとよくしたい」とちらっとでも思ったことがある方は、
ぜひお手にとってご覧ください!
*目次より
「他者不信型」社長は愛に目覚めなければならない
「振り回され型」社長は格闘家にならなければならない
「目先没頭型」社長は仕事を忘れなければならない
「振り回し型」社長は部下にマネジメントしてもらわなければならない
「リスク回避型」社長はお金を使わなければならない
「中小企業病」を克服するための処方箋
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
中小企業の社長のタイプを5つに分け、それらに対してエピソードを交えながら対処法やコンサルティングの手法を解説していくという流れで、分類とエピソードが非常に明快で本当に面白かったです。ドキッとするようなタイトルですが、あとがきにあるように、“うまくいっていない社長の批判ではない”し、中小企業の社長はもちろん、後継者だったり、社員だったり、管理職だったり、チームリーダーだったり…と、いろんな立場の人が、自分に置き換えて読んでみて、自分がどんなタイプか知ることができると思うので、対象は「社長」に限らず幅広い人に受け入れられると思います。
信念やスタンスが大事であることは前提ですが、“自分の価値観や思い込みだけで決断を繰り返すことが、結局同じ課題を抱え続けてしまう”ことにもなる。僕自身突っ走るところもあれば、妙に慎重なところもあったり。5つのタイプでも当てはまる部分はたくさんありました。いずれにしても、自分を客観的に見る力を、いまのうちから養っていこうと思えたことが一番の収穫です。
Posted by ブクログ
石原明氏の新刊。
中小企業の社長=会社そのもの
から、社長の性格のネガティブな面が会社の成長を妨げているという
仮説に基づいてタイプ分けと対策をまとめたもの。
ちなみに自分はタイプ1とタイプ2。
Posted by ブクログ
<きっかけ>
高田馬場の古本市場で購入
<学んだもの>
踏み込んだアドバイスの必要性、行動によって思想が変わることがあるということ
<内容/感想>
実際のエピソードに基づいて社長のタイプ別にアドバイスの仕方・なぜそれが有効なのかを解説している。とても読みやすい本で、読み物としても面白い。
「他者不信型」社長は愛に目覚めなければならない
「振り回され型」社長は格闘家にならなければならない
「目先没頭型」社長は仕事を忘れなければならない
「振り回し型」社長は部下にマネジメントしてもらわなければならない
「リスク回避型」社長はお金を使わなければならない
Posted by ブクログ
5つのタイプを物語風に書いてあるのでとても分かりやすかった。社長でなくても自分の上司に当てはめることもできる。チーム長だとしてもある意味ひとつの社長ようなものだし。最後に、ある物語の「お客の欲しいものは機械ではなく、その機械の働きだ!」はちょっと響いた
Posted by ブクログ
ビジネスがうまく回らなくなったときに、
経営書などから「正解」を得ても、その通り実行に移すことができず、
無限ループに陥ってしまうことがあるのは、
中小企業では「経営者のメンタル」の「負の面」に原因があることが多く、
そのタイプ別に対策を解説。
・社員が信用できない
・軸が決められない
・目先のことが気になりすぎる
・暴走してしまう(猪突猛進/朝令暮改がすぎる)
・慎重すぎて挑戦できない
もちろんビジネスが上手くいっているときには
これらの性格は「陽」に働くのだけれども、
「陰」に働いたときは、行動から切り替えてショック療法が必要と説き、
「会社はみんなのもの」「社員を大切にできない社長は経営者失格」の観点からストーリー仕立てで解説してくれます。
果たして5人の社長はどう変革したのか?(結構飛び道具!)
Posted by ブクログ
「振り回し型」社長は部下にマネジメントしてもらわなければならない。
・「社長はパーツの一つ」
中小企業の場合、基本的に人手が足らないため、ほうっておくと色んな役割が社長に委ねられることになる。経理、営業、社員教育、資金管理や資金の調達、採用……
気づいたら全部社長が指揮をとっている会社も珍しくない。
こうなると、忙しくしているわりには、もっとも肝心な経営の舵取りがおろそかになってしまい、船を座礁させたり、事故を起こすことになる。
経営者の仕事は何かと言うと、なるべく早く現場から離れて、将来の仕事を作ること。
決定事項があれば記録しておいて、社長の言っていることが変わっていないかどうかを「文章で」チェックできる体制を作っておくことが非常に大切です。
「振り回し型」の社長の会社では、いつも社長の言動で会社があちこち方向を変えるので、マニュアルを作って仕事のやり方を受け渡したり作業を標準化したりといった文章化や、会議などでの決定事項の伝達が文章でなされていないという傾向が強いから。
中小企業が組織化できない理由の中には、この伝達方法が口頭で「指示する」「話す」であるということがかなりのウエイトをしめている。
・常に経営者が周囲の状況を把握し、考慮したうえで計画が決定されるように、手続きを踏むことが必要。
◎社長が自分のマネジメントを部下に行わせる
◎情報をオープンにして皆が見えるようにする
◎基準を社長でなく社員に合わせる
◎社員に対してコミットし、進捗を報告する
情報公開をすることによって社長の暴走を食い止めると同時に、支持がコロコロと変わらないように、すべての決定事項や話し合いの結果をきちんと記録しておくことも重要。
一方、社長は社長で、自らの振り回しのエネルギーをいかに制御するかと言うことに尽力する必要がある。
社長と言えども、全体の中では一つの役割を担う存在であるということを明確にしておくことが大切。
Posted by ブクログ
・その根っこにあるのは、先ほどのエピソードでも分かるように、社長の性格や考え方、そしてその社長の持っている価値観であり、問題はそこから生まれているということです。だからそこを解決していかないと治らないということです。
・社長の役目は何か。それは、社長がいなくても回っていく組織を作ることです。
・営業マンだけが売るのではなく、会社全体が売るための機能を持ち、最終的に「顧客化」を重視した体質に変えるということです。
・会社を安定した成長路線に乗せるためには、なるべく早い段階で販売の負担を減らすために、組織で売る、組織でフォローする、という発想で会社の運営を切り替えていくことが必要になるのです。そして最終的には、売るための努力をしなくても、サービスや商品力でお客様に買ってもらえるようになることが目標となります。
・そのためには売るだけではなく、しっかりお客さんをフォローし、そのお客さんたちの声を吸収し、サービスや商品のレベルアップに生かしていくということが欠かせません。
・経営とは投資なわけですから、企業規模が小さいうちにいろいろなことにお金を使う経験をしておかなければならないということです。
・本来必要なのは、社長ががらりと発想を変えて、「もしかして線路がちがうのではないか」と気付くことです。