あらすじ
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今、雑草に興味と関心をもっている人が世代を超えて増えています。足元の自然を見直そうという気風が生まれているのかもしれません。雑草をテーマにした本の多くはイラストか、いわゆる図鑑がほとんどでが、本書では雑草の特徴をキリヌキ写真と生態写真を駆使した美しい画面で紹介した、図鑑と美術書と実用書を併せ持った今までにない本に仕上がっています。身近な雑草80種を選び、それぞれの雑草の呼び名と名前の由来を紹介していますので、見て、読むだけでも楽しむことができます。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
もともとは親が買っていたものを、自分もほしくなって購入。身近な草花がなんという名前をしているのか、知っておくのも「自然」を他人事にしない一歩かと思う。
Posted by ブクログ
道端や空き地など様々なところに生える雑草を写真で紹介した事典。よく見かける代表的な野の草花80種。
精密な植物のスケッチで紹介されている植物図鑑は多いのですが、これは植物の写真が見たまま載っています。
ヒルザキツキミソウは植物を採ったそばから傷んでしまっていたようで、写真を撮られるのに苦労なさったようです。何気なく野に咲いているまま撮られたように見えるけど大変なんだなあ。
見やすくて、植物が何なのかとても分かりやすいです。野外でこれなんだろう?っていう草があったら、見て確かめるのにいいなと思います。
後書きのところに「雑草という言い方はあまり好きではない」旨の言葉があって少し嬉しいです。
植物好きの人はそうだよなあ。人間の都合で雑草と十把一絡げにしているだけで、それぞれの植物の特徴や花のかわいさや季節感とか、いろいろあるんだよなあ。
Posted by ブクログ
庭や道端にて、時々(はじめまして)のお花に出会う事がある。
そんな時はどきどきして、
(あ~名前が知りたいな。
雑草さん、とか呼びたくないし。)
気になる相手は、異性だろうと草花であろうと、
常に知りたくなってしまうのが人の性。^^♪
とりあえず、草花ならば、
呼び名、名前の由来、性質、プロフィールもろもろ知る事が出来るので、
有り難いですね♪
華やかさとは無縁の花が多いけど、
季節の移り変わりを共に過ごしている草花達に、
胸がきゅん、となるよな風情を感じました。
Posted by ブクログ
こちらもミュージアムショップで購入。
身近な雑草にもそれぞれ名前があり、さらに漢字表記になると何故か妖怪じみてきて面白い。芋片喰み、野襤褸菊、大地縛り・・・。漢字だけ見たら、これ何?ってなりそう。花より漢字に目が惹きつけられてしまいました。読み方間違ったかもり
Posted by ブクログ
こちらも牧野富太郎特集コーナーに並んでいた本。
『みちくさの名前。雑草図鑑』を読むのにベストの手引きとなった。
「雑草という言葉は、本当はあまり好きではありません。」著者あとがきより
足元の目立たない草にもそれぞれ名前があり生きているのだと知ってほしい。
春、夏、秋を通して80種の植物を写真で紹介。名前の由来や特徴、著者が書いた文が載せてあり、とてもわかりやすい。 特に子どもの頃の話は、私の思い出と重なることが多く懐かしかった。
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スギナ(杉菜)は、葉の形が杉の木に似ていること、また葉が食べられることから杉の菜、スギナ(別名ツクシ)になったのですね。今日のEテレ「野菜の時間」で、スギナが生えてる土壌は酸性度とのことでした。また「野菜の時間」に続く「趣味の園芸」は、50周年を迎えたのこと、長寿番組ですね(^-^)
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「“春の七草”の呼び名とその由来」
1月7日の朝に食べる「七草粥」は、邪気を払い、万病をはねのけるといわれています。七草は「せり なずな おぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ これぞ七草」(作者不詳)と古歌にも詠まれており、長く日本の慣わしとされると同時に、お正月に疲れた胃を休める粥という意味でも食されてきました。
本日はその七草の呼び名と由来をお届けします。
* * *
■芹(せり)
水辺や湿地に生えるセリの若葉のさわやかな香りは、まさに春の香りです。春は葉だけで、夏に花茎を伸ばし白い小花をつけます。
■撫菜(なずな)
七草の頃のナズナは、ロゼット状の根生葉(こんせいよう)で、葉の切れ込みも様々です。春に咲く小さな花はアブラナ科特有の十字形です。
■御形(おぎょう/ハハコグサ)
オギョウ(ゴギョウ)と呼ばれるハハコグサは、早春には白い毛に覆われた葉を地面に広げています。昔は草餅の材料にしました。
■繁縷(はこべら/ハコベ)
ハコベというとコハコベかミドリハコベを指すのが普通です。カナリアなどの小鳥の餌には欠かせません。
■仏の座(ほとけのざ/コオニタビラコ)
コオニタビラコが現在の標準和名です。春の七草のうち、最も見つけにくいのがこの草かもしれません。
■鈴菜(すずな/カブ)
カブのことで、日本古来の代表的な野菜の一つといえます。古事記や日本書紀にも記されており、冬の大切な栄養源でした。
■清白(すずしろ/ダイコン)
ダイコンのことで、特に葉の部分をいいます。春の七草の中では一番大きいその葉は、ビタミンAなどが豊富な栄養野菜です。
~『雑草の呼び名事典』(亀田龍吉)より
Posted by ブクログ
庭に生える雑草と格闘する際も、己のことはともかく、「敵を知る」ことで、草取りがちょっと楽しくなったことは事実です。1ページまたは見開き2ページで1種を紹介。写真が大きいのでとても分かり易いです。これ一冊あれば、その辺の雑草のほとんどが何であるかが分かりそうです。
Posted by ブクログ
◆春の雑草◆
レンゲソウ・ホトケノザ・ムラサキサギゴケ・シロツメクサ・ハルノノゲシ・クサノオウ・セイヨウタンポポ・キツネアザミ・セリ・ヘビイチゴ・ブタナ・ショカツサイ・オオイヌノフグリ・ナガミノヒナゲシ・ヒルザキツキミソウ・カタバミ・ウマノアシガタ・ハコベ・カラスノエンドウ・ハハコグサ・スズメノエンドウ・ナズナ・スズメノテッポウ・タネツケバナ・ジシバリ・カキドオシ・ヒメオドリコソウ・ハルジオン・ムラサキケマン・タチツボスミレ・スギナ・タビラコ
◆夏の雑草◆
ワルナスビ・ツユクサ・ブタクサ・ヒメジョオン・ヒルガオ・コヒルガオ・ギシギシ・スベリヒユ・ヤビカンゾウ・タケニグサ・メマツヨイグサ・ホタルブクロ・ニワゼキショウ・カヤツリグサ・キキョウソウ・ヘクソカズラ・オオバコ・ヤブガラシ・ネジバナ・ドクダミ・ゲンノショウコ・オヒシバ・メヒシバ・エノコログサ・ヤエムグラ・コニシキソウ・ママコノシリヌグイ
◆秋の雑草◆
カラスウリ・イノコズチ・カゼクサ・クズ・セイタカアワダチソウ・イタドリ・アメリカセンダングサ・ヨウシュヤマゴボウ・ヨメナ・ヌスビトハギ・ヒガンバナ・イヌタデ・ワレモコウ・チカラシバ・キクイモ・ジュズダマ・ヨモギ・ミゾソバ・オオオナモミ・ミズヒキ・ツルボ