【感想・ネタバレ】愛と憎しみの豚【電子特別版】のレビュー

あらすじ

【大幅加筆修正&写真満載の電子特別版!!】なぜ、豚は、世界中で好かれ、同時に、激しく嫌われるのか? 豚の謎を追って、灼熱のアラブから、イスラエル、東欧、そして、極寒のシベリアへ。“豚をめぐる冒険”が始まる。「インパラの朝」で第7回開高健ノンフィクション賞を受賞した著者による渾身のノンフィクション。電子化にあたり、単行本では収録されていない秘蔵写真20点以上を追加収録!!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

そもそもなぜ豚が飼育されるようになったのか?、禁忌とされるイスラム圏の実態は?そんな疑問を解決すべく、アラブから、イスラエル、東欧、シベリアへ足を運ぶ。なんとなく、宗教的に豚を避ける理由や、なぜ美味しいのかがわかったように思います。

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2013年05月22日

Posted by ブクログ

豚に振り落とされることなく、かろうじて終章に辿り着いた中村さん。その後、無事に帰国は出来たのだろうか…。安否確認の為にも、次回作をお待ちしております。

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2013年02月26日

Posted by ブクログ

豚を探して世界を巡る。全体に、特にシベリア編に漂う、あまりの行き当たりばったりさと言うか無計画ぶりには驚いた。これができるのは若いからで、こういうジャーナリストが一人くらいいてもいいと思う。

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2013年06月13日

Posted by ブクログ

「豚」を追いかけ、ゆるゆるなツテをたどりながら、北アフリカから東欧・ロシアへと無謀な旅を続けるという狂気じみた理解不能ノンフィクション。嫌いじゃないです。

まず豚を追いかける動機の意味がよく分からない。それらしいことが冒頭に並べてあるが、「角煮に悩殺」とか一体何を言ってるのだろうか。
そしてよく分からないまま「アラブの春」渦中に単身チュニジアへ飛ぶ根性。戦場カメラマンなみ。

イスラム各国では忌み嫌われ、東欧では生け贄として捧げられ、ロシアでは人肉むさぼる独裁者スターリンにたとえられ、行く先々でその扱いが様々に移り変わっていく「豚」。
追いかけるほど遠ざかっていく。著者と豚との距離感が絶妙です。

この豚に対する異常なまでの執着心が伝わってくることが大事であって、動機とか目的とかゴールとかそんな細かいことはどうだっていいのである。

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2013年05月27日

Posted by ブクログ

ピンクの表紙に惑わされて軽い読み物かと思ったら、違った。
宗教的問題も絡んだりするけど、天候と物流が豚を食べる・食べないを区別するという説は興味深く面白い。豚を追っかけて世界各地を調査するバイタリティには圧倒される。

個人的には豚を食べるならスペインで食べる頬肉が好きだな。生ハムもイイけどね。

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2013年04月30日

Posted by ブクログ

豚を鍵に世界の文化や宗教を読み解いていく。私も思わず豚肩ロース買ってきて、ことこと煮込んでしまったよ。ルポルタージュには、冒険心、計画性、ジャーナリズム、感情、性などの要素どれかが突出したものも多いが、中村安希さんのはすべてが抑制され絶妙にブレンドされていて品がいい。なのに気持ちが届く。次作がもっとも楽しみな作家のひとりだー。

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2013年02月02日

Posted by ブクログ

牛の本というのはなぜかあんまり目にしないけど、定期的に引っかかってくる豚本。表紙もタイトルも豚度が高いのだけど、中身は豚をきっかけにした旅のエッセイといった感が強い。チュニジアの人たちは、ジャスミン革命と呼ばない、呼びたくない、といった話や、チェルノブイリでホットスポットを避けながらの話など、なかなかに面白い。豚本バブル(?)がなければ、もうちょっと冷静に評価できるけど…。豚を題材にした、自分と旅の本、といった感じです。

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2013年06月10日

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