あらすじ
香川真司、柿谷曜一朗、清武弘嗣、山口蛍らを育てた元セレッソ大阪監督・レヴィー・クルピ。
名伯楽が初めて明かす「若き才能の磨き方」。
サッカーの指導者だけでなく、指導的立場にあるビジネスマンや若者に向けた指南本。
ブラジル代表監督の候補にもリストアップされ、セレッソ大阪で数多くの日本代表選手を育て上げた
レヴィー・クルピは、若い選手を積極的に起用し、その才能を飛躍的に伸ばしてきました。
選手を育てるには、忍耐が必要ですが、彼には芽が出そうな才能を見つける目とセンス、
我慢して起用し続ける忍耐力、そして選手をやる気にさせる人心掌握術などが備わっています。
そうした若い選手を育てる秘訣からチームマネジメントの極意などを具体例とともに明かします。
また、最後に日本サッカーへの提言も特別収録しています。
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Posted by ブクログ
C大阪の元監督にして名伯楽のクルピの本。
内容は、自分のチームマネジメントの基本方針、選手別の磨き方(半分は想い出)、クルピ自身の履歴とC大阪の7年間の振り返り、評価する日本人選手と日本の長所と弱点等々、行間があるので、思った以上に早く読み進めることができた。
出版は2014年6月で、2014年シーズンをもってC大阪はJ2への降格が決まってしまった。結果を見れば、フォルランに何億も出すのであれば育成手腕が確かなクルピを替える必要はなかったのではないかと誰もが思うのではないかと思う。
孫を見るような視線で暖かくも厳しいクルピの眼差しが、日本サッカーの育成における一番重要なもののような気がした。現状では、高校サッカーでは名監督が何人もいてもJユースにはまだまだ人材不足であるように感じている。育成について興味がある人には、ぜひ読んでほしい本だと思う。