あらすじ
65万部『食品の裏側』『スーパーの裏側』に続く第3弾。農薬使用の実態(キュウリは約50回等)から、農薬より怖い肥料の問題(有機野菜が本当は一番危ない)まで告発。野菜を食べるとガンになる?
【主な内容】
第1章 20歳の姉の死と「自然栽培」との出会い
第2章 日本の野菜がダメになった理由――「農薬」と「肥料」の使用実態
第3章 野菜を食べるとガンになる?――「硝酸性窒素」は大問題
第4章 「腐敗実験」からわかる生命力のある野菜、ない野菜
第5章 土には本来、「すごい力」がある
第6章 「頭で考える食べ方」から「五感で選ぶ食べ方」へ
第7章 医者にもクスリにも頼らない! 自然と調和する生き方
特別付録 本当に安全でおいしい野菜の選び方
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Posted by ブクログ
自然栽培について書かれている本。
一般栽培、有機栽培、自然栽培の違いが分かりやすく書かれている。
自然栽培の野菜は、腐るのではなく枯れるということには驚かされた。
けれども、考えてみれば当たり前のことであり、今まで何の疑問も持たなかったことが不思議なくらいである。
農薬、肥料については以前から無使用でもちゃんと野菜は育つし、それが自然の摂理というものではないだろうかと漠然と思っていたので、本書はとても興味を持って読むことができた。
食については諸説あるけれども、農業については無農薬、無肥料がよいというのは皆が納得するところだろう。
だが、現実世界では農薬、肥料を使うことは当たり前となっており、自然栽培を行うためには、土の中にある毒を抜くことから始めないといけない。
現在の農法の間違えを認め、人のためにはもちろん、地球のためにも本来の自然の姿に戻し、健康的で安全な野菜を栽培することが当たり前となる日が早く来てほしいと思う。