あらすじ
たとえば括弧を空集合にしてみる。」あ、もしかして、先生……「こんなに自由な原稿を読んだことがあるか? 小説であり、小説でない。ミステリィでもエッセィでも詩でもない。創作の可能性を無限に広げる、奇才・森博嗣の新たな境地がここにある。究極の読書体験が味わえる話題作、待望の文庫化!
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Posted by ブクログ
冒頭の「」の逆転からもうくらくらする(いい意味で)。いろいろなルールを取っ払ってほんとに自由に書かれている。ある意味、超々短編集なので切れ味も良い。解説の筒井康隆さんも書かれているようにときどき挟まる真面目パートもドキッとさせられるような内容。ミステリへのチャレンジも多数収められているので、翻って島田荘司『本格ミステリー宣言Ⅱ』を思い起こすと、やっぱりあそこは小さい井戸の中だったんだなと思い知らされる。繰り返し再読したい。