あらすじ
あなたなど壊れてしまえばいい。
「私を覚えていますか」かつての恋人セルジュの言葉にリディアは歓喜した。子爵令嬢と庭師。身分違いの許されざる恋に、二人は五年前、駆け落ちを決意した。だがその途中、海難事故に遭い、彼はリディアとの記憶を失ってしまう。最愛の人に突き放され、逃げるように彼のもとを去ったリディア。……私を思い出してくれたの? 再会の喜びのまま情熱的に結ばれる二人。しかしそれは、実業家となったセルジュがある復讐のために仕掛けた罠だった!?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ヒーローの勘違いでヒロインが酷い事される系。
誤解が解けた後のヒーローのグルグル思考が楽しい。
健気で頑張り屋さんなお嬢様ヒロインもかわいい。
Posted by ブクログ
この方の作品は結構切なくなるようなものが多いのですけど、今回も切なくなりました。
駆け落ちの途中で海難事故に遭い、恋人セルジュと離れ離れになったリディア。自身も大けがをして、やっとキズも癒えて、再会したセルジュは記憶喪失に。で、お約束のようにセルジュの隣には彼を助けて看病をしていた令嬢のシャルロットが。
性悪シャルロットの言葉に騙されて、リディアを拒絶したセルジュですが、5年もいたらシャルロットの性悪部分が見えてきててもいいと思うのですけど、何もかもシャルロットの掌の上で泳がされてます。元々庭師で、心の中でリディアに釣り合う地位と名誉が欲しかったというのは分かるのですけど、もうちょっと裏を取るなりして欲しかったかなぁって思いました。
リディアも5年後に突然再会した恋人に我を忘れたのは分かるのですけど、ちょっとはしたない・・・。と思ったら、国元にいたときにすでにSEXはしていたみたいですね。だったら、あれもありなのかなぁ、なんて。
みんなちょっとずつ歪んでいて、でも最後は嫌な感じでは終わらなかったので、よかったと思います。
Posted by ブクログ
こういうロマンス系の小説郡をあまり読まないので手にとってみた一作。
メロドラマにおけるベタを楽しむものなんだろうけど、だめだ、私には。おそらく向いてない。笑
「泥棒猫」なんて単語、久々に見てびっくりしちゃったよ。笑
「いや、それはないだろ」って頭の中で突っ込んで読んじゃうので純粋に作品世界を楽しめない。そしてメイン二人のすれ違いにつぐすれ違いにイライラする!笑
でも作者の方の筆力は感じた。
(2016.1.30)