【感想・ネタバレ】非公認魔法少女戦線II まいんカタストロフのレビュー

あらすじ

“非公認魔法少女”――それは使命を果たしたあともなお闘い続ける少女たち。 歴代最強の魔法少女たる“必殺の弾丸”こと美守ほのか。彼女が受けた新たなる任務は……新たに公認魔法少女に選ばれた親友・一宮真音のサポート!? 恋人・牧瀬琢磨の幼馴染にして、隠れた恋敵でもある真音のサポート任務は波乱続きで、やがて危機的状況に陥り……。番狂わせばかりの苦闘の裏には、かつての仲間の暗躍が!? かくて公認魔法少女をも巻き込み、終わり損ねた魔法少女の血で血を洗う戦いが、いま再び始まる。

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Posted by ブクログ

血と汗の泥臭い戦場もの魔法少女。シビアで妙に緊張感が漂う世界観は変わらず。

今巻の主役はほのかの親友にして琢磨の幼なじみの真音。武侠の世界に選ばれた新米魔法少女として、なぜか一人ずつ登場し解説し手加減もする敵と戦ってレベルアップしていく。マスコットのファンはサポーター役を引き受けたほのかであったり、魔法界のいろいろな面倒くさい事情が絡まって歴戦のほのかではなく新米の真音がやることになってたりする。

男女を逆転すれば容易にある物語になるように、ヒーローのほのかが歴戦の戦士でかっこよく、ヒロインの琢磨くんはそんなヒーローを見守り時に助けられる役。ほのかは仕事ができる男みたい。手段を選ばず、どんなに卑怯で心苦しくても結果を求める。

地の文の流れが掴みにくく、ストーリー展開が分かりにくい。作者=ほのかが理解していること、新人の真音が理解していること、誰も理解していないことの区別がつきにくく、何が意外で何が想定通りなのかよく分からない。最後に出てきたラスボスっぽい魔法少女はなんだ。

文字通り血を流し死への恐怖に震える魔法少女、きな臭い世知辛い魔法少女界の政治事情、歴戦の傭兵の駆け引きと、なんでもマジカルをつけりゃいいってもんじゃねーよとつっこみたくなるようなシュールな世界観、いろいろコンテンツは詰まっているしイラストも世界観に合って魅力的だが、設定先行で分かりにくい印象を受けたのが残念。

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2017年03月22日

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