あらすじ
STAP細胞騒動、終わりなき患者のたらい回し、何を信じてよいのかわからない高度医療の実態……、医療崩壊列島ニッポンで超高齢社会を生き抜くための知恵を、「医療ガバナンスの旗手」が授ける。本当に役立つ医療とは? 医療をダメにする本当の「癌」とは? 患者=一般市民だけが知らない「医療の不都合な真実」を糺す!
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知らなかった真実
知らなかった事ばかりで驚きの連続でした。上先生のように患者さん目線で物事を考えてくださるお医者様はなかなかいらっしゃらないかと思います。
私の父は年齢が90近くになりますがまだ現役の医者として働いております。医師の高齢化、若い有能な医師不足これはまさに現代の深刻な問題だと思います。
深く根深い闇にどう挑んでいけば良いのか、、、
国民がまずは知ることからだと思います。
Posted by ブクログ
先端医療・新薬を取り巻くさまざまな現状の問題点。
国立病院の生い立ちは日本軍から派生しており体質は軍隊を元に成り立っている。
歴史的に日本の医療は戊辰戦争で反逆した地域では相対的に遅れている。
この先日本において総合医を育成することで医療費抑制を図ることを提言。
Posted by ブクログ
医師としての経験から,日本の医療システムの問題点を指摘。医療ムラや地域格差といった歪みの根っこには,国家による統制,特に価格統制があるという主張で,それを打破する突破口として混合診療の解禁を訴えている。
歴史的に構築されてきた医療制度が多くの面で弊害をもたらしているというのはうなづける。ただその流れを変えるという混合診療についてのデメリットが特に挙げられていないことや,日本医師会や国立病院をかなり悪玉的に書いていることなどには不満も残った。全体として,明快すぎて頭から信用はできないなという印象。