【感想・ネタバレ】魔女に与える鉄鎚 1巻のレビュー

あらすじ

【拷問されし乙女は魔女となる――!!】
「魔女狩り」と称して罪のない少女を拷問し殺すことは、逆に魔女を生み出してしまう悪魔の所業であった。新たな魔女を生み出さないために教会から派遣された「異端審問魔女」ドミノの戦いが始まる!!
(C)2014 Shinya Murata (C)2014 Daisuke Hiyama

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2巻まで読了

魔女審判で拷問されて殺された女性は、死後蘇って拷問器具を操る魔女となる・・・という設定は新しくておもしろい。凄惨なストーリーだが、絵柄はあっさり目なので、過剰にグロくはない。ちょっとだけだがエロもある(ただし乳首などの描写は無し)

ただしストーリー展開がちょっと良くない。魔女は教会に拷問されて一度殺されているのだが、それでも教会の味方する魔女がけっこうな数いる。というか教会に味方している魔女の方が圧倒的に多く、数十人もいる(敵対している魔女は数人程度)。主人公だけは教会に味方をする理由がいちおう示されているが、他の大勢の魔女たちについては理由が描かれていないので、ものすごく違和感を感じる。教会に敵対する魔女が大半で、ごく一部が何らかの理由で教会の味方しているという設定なら納得いったのだが・・・。
あと、とある味方キャラクターが実は悪人という展開なのだが、裏切るのが早すぎる(数話にちょこっと登場したくらいで、すぐに裏切る)ので、衝撃が無い。「え? もう敵になるの?」という感じでむしろ置いてけぼり感を味わう。

総評として、ネタは面白かったが、ストーリー構成を外してしまった感じ。個人的には拷問ネタは好きなので、同じ世界観でストーリーを一新してリブート作品を出して欲しいところだが・・・。

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2024年10月04日

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