あらすじ
売り上げアップのヒントが満載!
みるみる成果が上がる、その「戦略ルール」と「実行手順」。
世界的な不況の嵐が吹き荒れるなか、多くの中小企業が業績不振にあえいでいます。
いまこそ中小企業に必要なのは、対症療法ではなく根本から業績をよくするための経営の「総点検」です。
それには、効果的な戦略ルールを知ることが大切です。
もとは戦争のための戦略の研究から始まった「ランチェスターの戦略」は、
「強者の戦略」と「弱者の戦略」に大きく分かれますが、
95%の会社は、ほんとうは「弱者の戦略」を実行しなければならないのです。
本書は、ランチェスター戦略をベースに、
あなたの会社の経営を「何を、どのように、どれだけ」点検すればよいか、丁寧にくわしく解説します。
*目次より
●点検する対象をはっきりさせる
●ランチェスターの法則を押さえる
●一部の者だけに許される「強者の経営戦略」
●あなたの会社は「弱者の経営戦略」を実行せよ
●ウエイトづけ――何にどれだけ時間をかけるか
●占有率1位の営業地域づくりをめざせ
●組織の総点検に着手せよ
●資金の配分も強者と弱者では異なる
●社長の実力と学習状況をチェックする
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
竹田先生の本を初めて読むなら得るところは多いと思うが、今までの著作の要約版というイメージが強いので個人的には星3つ。
会社の総点検と言う意味でざっとランチェスター経営を復習するための本と思えば良書だと思う。
Posted by ブクログ
ランチェスター戦略の実践指南書。
著者のコンサルティングたる背景が良くも悪くも出ている本。
良い点としては実践に重きを置いて、会社の総点検について、どのような項目を、どんなウエイト付けで、どういった順番で実施し、ランチェスター戦略に則った会社に変えていくか、具体的なステップが書かれていてイメージしやすい点。
悪い点は、原理原則の説明がかなりおざなりなところ。
本書には何度も登場する重要な数字が、いくつかあるがその根拠はほぼ説明されていない。
例えば、「ランチェスターの法則とO.R.をもとに」という文言のもと、色々な項目のウエイト付けが行なわれるが、これが全て、53%、27%、13%、7%といったウエイト付けになっている。何だか根拠ありそうな数字だが、計算根拠がどこにも書いてないのでよくわからない。
この比率は何度も何度も登場する割に根拠がよく分からないから、イマイチ信じていいのか分からない。
業界・業種による差はホントにないのか?
会社の現状にかかわらずこの比率でいいのか?
その不安を解き明かしてくれる部分がないのが困る。
結局は、本書で原理原則から全ての要素を説明しきってしまうと著者の本業がなくなってしまうから敢えてあやふやにしているような印象を受けてしまう。(もちろん、紙面の関係もあると思うが。奥の深い戦略だと思うので)。