【感想・ネタバレ】ミス・ファーブルの蟲ノ荒園4のレビュー

あらすじ

〈右の剣〉クリザリッドに完膚なき敗北を喫した秋津慧太郎。友人だったはずの少女が敵となった、蟲愛づる魔女アンリ。一族が秘めた真実を知った女騎士クロエ。そして姿を消した詠い手マルティナ。 それぞれに訪れた決定的な挫折の向こうに、少年たちは花の都の崩壊を見る。 パリの空に鎌首をもたげた〈冥王蟲〉を前に慧太郎たちは再び立ち上がり、そして──欧州の大地で二つの“ジゲン”の剣が撃ち合わされるとき、〈蟲〉を宿す少年と〈蟲〉愛づる少女は、遠き楽園(アルマス)への小さく、けれど確かな一歩を刻む。

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Posted by ブクログ

上下巻構成の後編。それともに第一部欧州編(?)の完結。基本的にはバトルバトルバトル!な戦闘巻でした。それぞれが各個の宿敵と対峙し、戦闘が展開していくのはなかなかに読み応えがありました。特に強敵と連戦になりながら、いろいろと迷い悩みながらも、最後まで自分を貫き通した慧太郎は王道のアツさですね。ミーシャと雪蘭の関係とその結末には切なさを感じた。向こうで雪が見られたらいいな。2巻のアルノー氏といい、この作者さんはサブキャラもいい感じですね。

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2014年08月21日

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