あらすじ
あらゆる攻撃を倍返しする呪いのパーツを背中に取り付けられた少年ジグ。生きる目的を見つけようとしていた彼は、ひょんな事から傭兵達の仕事に同行する事となる。混乱するジグの前に立ち塞がったのは……。
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vs V&V
1巻では独自の価値観で動くのが頼もしかったトロマさんが商売敵に。ジグが語り手ではありますが個人的にはアリスさんの動きがとてもよかったです。序章での語り手だった彼女がV&Vで丸くなったかと思いきや、吸血鬼スタイルになった途端好戦的な口調になるのはなんか良いです。戦闘が終わり元のスーツ姿に戻っただけなのになぜかドキドキしてしまう自分がいました。
彼女のやるせなさ、葛藤であったり復讐を誓った過去が次巻では明かされそうですね。
序盤で張った伏線が少しずつ、そして巧妙に回収されるのもこの作品の面白いところですね。
ジグにライカ、コルトと、機兵学舎メンバーは結構良い味出してます。マスターの正体も意外で面白かったです。
この世界、成田先生の「デッドマウント・デスプレイ」に通ずるものも感じます。
読むほどに面白い作品ですが、ジャンプらしさはないな、とも思います。自分はこれもまた良いものだと思いますが、当時の読者は全員がそうではなかった、ということでしょうか。
あと、天野先生の絵はずっと素晴らしいです。特に女性キャラや中性的なキャラのデザインは最高です。ありがとう。新しい作品でもお目にかかれますように。